7月26日、27日に戸田で開催された第72回東日本選手権競漕大会に、男子エイトで出漕してきました。今回はその振り返りを、練習から本番2日間を通して、記録として残したいと思います。1. 練習期間
6月22日双青戦(東大京大戦のエキシビジョンエイトレース)後弊部では謎の感染症により、部員のほぼ全員が39度近い高熱の症状を発症し、部全体で約2週間満足に練習できない期間が続きました。そのせいで、東日本の前に2000を漕いだのも1度だけ。インカレまでの日数を考えると非常に苦しい期間でした。
五大学レガッタが終わってから、私たちは漕ぎのさらなる質向上を目指して、「キャッチ改革」に取り組んできました。しかし、双青戦から東日本まではそこからさらに一歩進んで、武良さんの指導の下「フィニッシュ改革」に取り組んできました。フィニッシュでしっかり押し切るという動きを徹底的に身体に染み込ませることをテーマに据えました。
練習の中では「極端だと思うくらい高くグリップを持ってくる」ことや、「最後まで押し切ってから落とす」ことをワークやメニューで何度も確認。
しかし、この意識は8人のうち何人かが徹底できていないと艇のバランスを崩してしまう。だからこそ、クルー全員で統一されたフィニッシュを作る難しさと向き合う日々でした。
とくに、疲労が溜まってくるメニュー後半で、どうしてもブレードが浮いてしまう。きつい中で速くブレードを動かそうとすると本能的にブレードが浮いてきてしまうため、きつい中で逃げずにブレードを水中に残し続ける。今もなお私たちの大きな課題です。
東日本の二日前には東大との並べ(1000×4)を行いました。2,3本目は1.5艇身ほど差をつけられてしまったものの、1本目のスタートは1シートリード。4本目は勝利することができ、実力が上がっていることを実感。2. 予選
予選の相手は、東大・明治・一橋・理工学系。
東大との並べでスタート出られたことと、全日本で一橋にスタート出ることができたこともあり、スタートを決めようと気合十分で臨んだ。しかし、スタート6本で他の艇に半艇身ほどつけられてしまいました。2000が久しぶりだったこともあり、スタートで出るつもりだったのに序盤に少しチキってしまったところがあったのかもしれません。
中盤のコンスタントでは、1100m以降バウサイドに傾いて艇がフラフラし、キャッチ前で奥に入れられず推進力が出ない時間が続きました。
ミドルスパートでは、キャッチのキレを意識してリズムを改善。ある程度は持ち直しましたし、今まで1艇身以上あった一橋との差をじりじり詰めることができました。しかし、ラストのスパートでは力んでしまって、艇速にはつながらなかった感覚が残りました。
結果は、東大・明治・一橋に続く4着。あと2シート、差し切れなかった。その悔しさが大きく残りました。
自分としては、コックスとして伝えたかった「2シート差」が、緊張で「2艇身差」と伝わってしまっていたのも反省点でした。
それでも、いつものスタートがしっかり決まれば、十分に勝てる――そう確信できたレースでもありました。

3. 決勝
決勝は、明治、一橋、理工学系、早稲田、東北、警察機動隊の6艇。
スタートの3本は、ピッチも高く、深く入れて横に押す動きがしっかりできていたと思います。出だしは一橋に並ぶことはできたけど、やはりインカレ最終日を目指す上ではまだまだ艇速を上げる必要があることを実感させられました。
コンスタントに入ってからは、予選の反省点であった上半身を脱力を意識して、キャッチで効率よく、脚で押すイメージ。これも練習で繰り返し意識してきたことで、艇の伸びも良かった。1500地点で一橋に一艇身ほどの差をつけた状態でした。
ただ、ミドルスパート後はレートを上げるイメージで、力まず漕ぐイメージで行く予定でした。しかし今振り返りと、このようなコールが「守りに入ることを助長してしまい、結果としてラストスパートの勢いを削ぐ要因になったと思います。
ラストのスパート。練習では38までしっかり上げられる動きをしてきたのに、本番ではそれを出しきれずに終わってしまいました。レート40くらい出す練習をする必要性を感じられました。
今回は、「これなら勝てる」と思えただけに、最後の最後で負けてしまった悔しさが本当に大きかったです。4. 終わって
ゴール後の感情は、悔しさしかありませんでした。艇速も、展開も、序盤はリードしていて、勝てるはずのレースでした。それだけに、勝負どころで勝ち切れなかったことが、今の自分たちの現実だと痛感しました。
今回の結果をどう受け止めるか。それはきっと、応援してくれた人への責任でもあると思っています。
勝利をインカレに持ち越してしまったこと、応援してくれた人に結果で応えられなかったことが悔しい。でも、実力では本当に勝てるところまで来ている。それを結果にできなかったのは、勝負弱さであり、コックスである自分の責任でもあります。5. 次に向けて
次の大会はいよいよインカレ本番。時間は限られていますが、やるべきことは山のようにあると感じています。
でも、今のクルーは、毎日何かしらの「成長実感」を持てる練習ができています。あとは、自分たちの中にある迷いや躊躇をすべて取り払って、最後の1ヶ月を本気でやり切るだけ。
「勝てたはずのレース」ではなく、「勝ちきったレース」にするために。
もう一段強くなった自分たちで、必ずインカレでは結果を出します。引き続き、応援よろしくお願いいたします。



















