遊佐より担当を引き継ぎました、東京科学大学理工学系漕艇部の堀と申します。
6月からマネージャーに転向し、今は主務の仕事(一部を除く)をちょくちょく遊佐さんに質問・相談しながら進めております。最近はワンチャン副務より仕事量多いのではと思いながら、誠心誠意お仕事をしております。

そんな僕は今日、ブログで自分語りをしたいと思います。
まずは、「なんで漕手やめたのか」について。
これは、なんだかんだマジで仲良い人やかなり信頼している人にしか話してなかったので、漕手を辞めて少し落ち着いたこの時期にそろそろみなさんにも話したいと思います。
結論から言うと、「身体が限界だったから」でも「心が折れたから」でもありません。
もちろん、そのどちらも少しずつありました。
新歓期間は、精神的にも身体的にも常に限界を超えているような状態でした。毎日のように吐き気や頭痛に悩まされ、また夜に泣いて眠れず睡眠時間が削れ、それでも朝練や学校で朝起きなければならず、電車や空きコマで寝てはいたものの部活学校バイト部活と負のループに入っていました。
気付けば、自分でも嫌になるくらい同期への当たりが強くなっていました。
「もっとやれないのか。」「なんで手伝わないのか。」そんなことばかり考えていました。
元々気質はありますが、その頃の自分は完全に結果だけを見るようになっていました。
タイムが出たか、出てない。ちゃんと練習しているのか、と。それだけで人を見てしまうようになっていました。
そしてもう一つ、自分がボートをやる理由も変わってしまっていました。速くなりたい、自分が勝ちたいという気持ちよりも、「先輩の期待に応えたい」「足を引っ張らないように」「部のためにやらなきゃ」という気持ちの方が大きくなっていました。
もちろん、チームスポーツなのでそういう気持ちは大切です。
でも、自分の場合はそれが行き過ぎて、自分自身のためにボートを漕げなくなっていました。人間関係も含め、精神的な負担はかなり大きかったと思います。そんな状態で漕ぎ続けても、自分も周りも幸せになれない。また、乗艇などの練習を万全な状態で出来ていないまま、引退試合で4年の先輩の艇に乗りたくない。もし負けたら、一生その後悔を背負っていくことになる。
だったら、一度身を引いて、自分の考え方や人との向き合い方を見直そう。
そう思ってマネージャーになることを決めました。
振り返れば、副務や主務を務めていくのであれば、一度運営側を経験することは決して無駄ではないとも思っています。
そんなところですかね。なんか色々なことが合わさってなので、明確に理由は絞れていません。ただ続けてもどんどん悪い方向に行くと思ったので辞めました。最終的にはそれです。大好きな乗艇ができなくなること以外のデメリットがなかったのもあります。なんだかんだ2ヵ月くらい悩みに悩んだ結果の決断です。

次は、転向してからここまでの1ヶ月について。
正直、一番驚いたのは仕事量です。
今は一部を除けば主務の仕事も任せてもらっていて、「主務ってこんなにやることがあるんだ」と毎日のように感じています。漕手をやりながら主務を務めるのが不可能・かなり難しいと言われるのも、以前よりずっと実感しました。
逆に、気持ちが少し楽になった部分もあります。
毎日他の漕手のエルゴタイムや順位を気にしなくていいことです。漕手だった頃は、どうしても他人の成果が気になっていました。
誰が速くなった、誰が落ちた、自分はどうだ。俺は伸びているのに、あいつはなぜずっと伸びない。そんなことばかり考えていました。
今はそのストレスがかなり減りました。
もちろん、マネージャーが楽という意味ではありません。「ここ2日は新歓期の漕手時代くらいきついな」と思う日もあります。それでも、漕手では見えていなかった景色が本当にたくさんありました。大会運営、広報、事務作業、OB・OGの方とのやり取り。
どれも、部が活動するためには欠かせない仕事です。
また、普段のマネージャー業務である飯炊きやビデオ。これも重要なものであり、かつ、時間と手間のリソースを割く面白いけど面倒くさいものです。
だからこそ今思うのは、マネージャーが漕手の練習内容に細かく口を出さないように、漕手もマネージャーの仕事について簡単に評価するべきではない、ということです。
仕事を任されてから、何個か鍵付きのslackグルやLINEグルに入ったように、お互いに見えていない苦労がある。僕は組織の為にと行動していたのに、ここまで組織を見られていなかったのか知れていなかったのかと自分の未熟さを痛感しました。
これはマネージャーになって初めて分かったことでした。
マネージャーになってから精神的にも幾分か成長出来たように感じます。

次に、漕手復帰するかについて。
答えはYESです。
キャパっていた時はわかりませんが、乗艇は漕手の時からずっとすきですし、今でもボートはしたいです。だから自主練も続けていますし、エルゴのタイムもできるだけ落とさないようにしています。
副務との兼任も、少なくとも今の自分ならできる自信があります。6月、7月と主務業務やメール対応を経験したからこそ、「ここは自分が支えられる」という部分も以前よりはっきりと見えてきました。
ただ、不安もたくさんあります。
また精神的にキャパオーバーにならないか。
他人の成果に必要以上に口を出さずにいられるか。
新歓期間と同じことを繰り返さないか。
主務がどこまで仕事を担えるのか。
常駐マネージャーが少ない今、自分が抜けても部は回るのか。
残る常駐マネージャーの負担は大丈夫なのか。
そして、新人戦という同期と後輩だけの環境で、うまくやっていけるのか。
復帰したい気持ちはあります。
でも、その気持ちだけで復帰するつもりはありません。
もちろん、自分のタイムがちゃんと落ちていないことや同期と後輩が新人戦に僕が出ることを認めてくれるかどうか、主務やマネージャーの負担など部の状況を見て決めたいと思っています。

ここから2ヶ月について。
当面の目標は、競技力を落とさないことです。
タイムは維持する。できれば少しでも伸ばす。
それは、ここまで2000でベストを出し続けている今までの自分を裏切りたくないというのもあります。(いまだに7分を切れていませんが。)
その上で、まずは7月の重いマネージャー業務をやり切り、そのうえ主務としての仕事をしっかり身につけたいと思っています。自動車免許も早めに取得し、部の運営でできることを増やしたいです。
そして、一番変えたいのは人との向き合い方です。以前の自分は、自分はもちろん周りに対しても「もっと頑張れ」と思う気持ちが強すぎました。でも今は、それを全員に求める必要はないと思っています。成果について何も言われたくない人には、無理に言う必要はない。逆に、お互いに厳しいことも言い合って成長したい人とは、とことん高め合っていきたい。距離感を大切にしながら、人それぞれの考え方を尊重できる人になりたいと思っています。
漕手を辞めたことを後悔しているかと聞かれたら、今はまだ答えは出ません。でも、この数か月で自分の弱さも、部のことも、以前よりさらに見えるようになりました。この経験を無駄にせず、漕手としてでも、マネージャーとしてでも、部にとってプラスの存在であり続けたいと思います。
最後に主務副務へ。
遊佐さん、お疲れ様です。
少し早いですが、主務の方は引退したと言えるくらい仕事をします。任せてください。
遊佐さんが今日、かつらがいるから来年度再来年度は安泰だと言い残して死ねるようにします。がんばります。頼ってください。仕事を丸投げしてください。ただ少し質問や相談には乗ってください。
あいりさん、お疲れ様です。
漕手復帰したいなんて身勝手なこと言ってごめんなさい。もし出来たら、マネ業務も手伝って欲しいです。その分僕もメール対応等手伝うので。何万回と「細かい」と嫌な顔をされる未来が見えるけど、アイスコーヒーを持っていくので機嫌を直してください。
頼ってください。あいりさんに主務楽しいと言わせるくらいに働きます。1年後、引退式で「桂がいて良かった」って泣かせますね。次年度への不安なんて微塵もさせません。
あと「めんど、適当にやろ、誰も真面目にやらんやろ」と思った仕事は僕に振ってください。タイパは悪いかもですが、バカ真面目な細かさも時には重要なんです。あとお酒はほどほどに。
長くなってしまいましたね。
これから僕は、練習では自分を信じること、組織では、2:6:2の2に固執せず、和で8以上を確実に生み出すことを目標として生きていきます。
最後になりますが、私はこれを書かされています。
私はこの意義行方不明のブログの著者ではありません。著者に脅されているんです。
著者は催眠術の達人で、私の記憶はこの後、すっかり消されるそうです。
以上、かつらが東京科学大学理工学系艇庫よりお伝えしました。
ごきげんよう。さようなら








