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全日本の振り返り
梅雨の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。
お久しぶりです。2年漕手の小岩です。
ようやく1クォーターの期末試験とレポートが全て片付いたということで、全日本選手権のふりかえりを書いているわけですが、いつの間にか全日本選手権から1か月が経ってしまいました。
ブログを任されながら滞納してしまって、ごめんなさい伊澤くん。
と同時に気になることが1つあるのですが、五大学レガッタの後に「五大学レガッタ 振り返り 前編」というブログがあったと思うのですが、この後編はそろそろ掲載されるのでしょうか。人知れず楽しみにしているので、お願いしますH瀬先輩。
気を取り直して全日本選手権のふりかえりを始めたいと思います。
今回の全日本は、海の森で行われたため、東工大の現役部員全員にとって初めての遠征になりました。準備から片付けまで初めてのことばかりで、ふりかえりを無限に書き続けられそうですが、特に印象的だったことだけまとめて書き残しておきたいと思います。
それにしても、改めて、遠征って大変ですね。いつも戸田の大会で、ホームグラウンドでレースできることがどれほどのアドバンテージだったか実感しました。艇の積み込みも必要ない、試合直前まで慣れた空間でリラックスしていられるって、どれだけ恵まれていたことでしょう。
慣れない遠征準備はトラブル続きでした。大学の授業との兼ね合いもあり、積み込みの人手は不足するし、大会前日になってクルーが会場に集まらないし(?)海の森での公式練習もままならない状況でした。これではまともに戦えるわけがありません。反省です。
まあ、全ては慣れるしかないということで、来年はもう少しうまくやれると思います。ここには書ききれませんが、反省はきっちり来年に残さないといけませんね。
そんなわけでなんとか1日目を迎えるわけですが、ここでもまた海の森の暑さと波の洗礼を受けました。前日までに準備が十分にできていなかったので、1日目のレース前にリギングや艇計量など、炎天下でずっと作業をすることになってしまいました。このあたりの準備とコンディション調整も、次回につなげたい反省点だと思います。
2日目。敗者復活戦ということで、なにがなんでも3着に入って準決勝を勝ち取ろう、途中で力尽きる覚悟で食らいついていこうと思って臨みました。コンディション調整は悪くない、スタートもまずまずの出来で、法政大学の黒いクォドを視界に入れたまま500mを通過します。
しかしそこからが散々でした。1日目より一層強くなった波に煽られてミスオールを重ね、横にいたはずの法政大のクォドが、いつの間にか審判艇に変わっていました。途中で心が折れてしまい、ラストスパートでも完全に諦めた漕ぎをしてしまって、レース直後は情けなくて何も話せませんでした。メンタルも技術も体力もまだまだだなと、痛感した1レースでした。
3日目。C決勝で、ここにきて海洋大との直接対決になりました。
さすがに3日目にもなれば海の森にも少しは慣れて、一番いい準備をしてスタート地点につけたと思います。
いつも通りのスタートをして、それでも500mで海洋大一艇身出られ、やっぱり海洋大は強いな、自分たちでは勝てないのか…と早くも心が折れそうになりました。それでも2日目の反省から、今日は何があっても諦めないんだと、なんとか集中し直します。そこからの漕ぎはかなりうまくいって、艇が気持ちよく伸びるのを感じました。750mでリードを奪うことに成功。その後も何度も詰められましたが、今度はかなり冷静でいられて、運にも助けられながら半艇身のリードを守り切りました。初めて1着でゴールできて嬉しかったですね。
このレースは、技術的にもメンタル的にも前日までの反省を生かせて、現状で出来る最高の内容だったのではないかと思います。しかし、最終日に残ったクルーを見ていると、自分たちとの実力差を感じて、これで満足してはいけない、もっと強くならないといけないと心から思いました。
まとめ
今回は最終日に残れなかったけど、自分たちもここで終わってはいけないと強く思った大会でしたね。
国公立でも、H橋大やK都大はいつも強いし、五大学からも最終日や表彰台に勝ち残ったクルーもいて、自分たちも負けていられないと強く思いました。自分たちも全日本で活躍したい。そのための時間があと2年間も残されていると思うとワクワクが止まりません。
最後に
今回、海の森開催ということで、準備がいろいろ大変だったと書かせていただきましたが、今回運営してくださったスタッフの方々は何十倍も大変な思いをされていたと思います。この場を借りてお礼を言わせていただきます。
海の森は確かにアクセス悪いし荒れるけど、施設はすごくきれいだし、練習水域も広いし、実際大会が始まってみればレースに集中できる良いコースだと思いました。海の森で大会ができて楽しかったです。ありがとうございました。
第101回全日本ローイング選手権大会 クルー紹介
こんにちは。2年漕手の小岩です。
今回は全日本クルー紹介ということで、5/18~21に行われる全日本選手権に出場する男子クォドルプルのクルーを紹介していきたいと思います。
東工大からはクォドルプルの他に舵手付きフォアも出場予定でしたが、規格外に逞しすぎるクルーの体重が艇の設計を上回り艇が進まなくなるという予想外のトラブルに見舞われ、出場できなくなってしまいました。
彼らは来週末の関東理工系レガッタに艇を変えて出場するので、今回出られなかった悔しさを晴らしてくれるレースに期待したいですね。
クォドルプルの紹介に移ります。
体重が重すぎて出場できなくなったフォアとは対照的に、こちらのクォドは平均体重が70kgを切るという超健全なクルーです。
体格も似ている4人で漕ぎやすく、ポテンシャルのあるクルーなんじゃないかと個人的に思っています。
それではクルーを1人ずつ紹介していきましょう。
S 秋元先輩
このクルーの整調を務めるのは、髭が目印、もっさんこと秋元先輩です。
クルー決めでは自ら立候補して整調を志望。大艇の整調は初ですが、蓋を開けてみれば、どんな辛いときも崩れない安定した漕ぎを見せてくれました。
レースの最後まで全く狂わないリズムは、後ろ三人にとってとても心強いですね。
五大よりも更にひとまわりボリュームを増した髭と強面で他を圧倒する、クルーの顔となってくれるはずです。
3 高橋先輩
クルーの平均体重に貢献している人①高橋先輩。平均体重を1人で3kgほど落としてくれたでしようか。(誉めてます)
しかしながらその無限の体力と精神力で、体重のハンデを背負いながらIDTは部内トップタイを誇ります。間違いなく、五大学レガッタ優勝の鍵となった人物のうちひとりです。
また持ち前のリーダーシップとコミュ力で、分裂しがちなこのクルーをよくまとめあげてくれました。
冬の間唯一の最上級生として1人で東工大ボート部を支えてきた主将の、気迫の漕ぎに期待です。
2 小岩
この記事を書いています小岩です。
自分の紹介って何書けば良いのか分からないので、とりあえずこの大会への意気込みを書いておきます。
五大合宿で初めて乗ったクォドがすごく楽しかったので、それ以来ずっと、クォドで大会に出てみたいと思っていました。今回それが叶ってとても嬉しかったし、すごく楽しみな大会です。この4人で漕ぐ機会はこれが最初で最後になると思うし、クォドで大会に出る機会も貴重なものだと思うので、ひと漕ぎひと漕ぎを大切に、楽しんで漕いでいきたいです。
B 吉野先輩
クルーの平均体重に貢献している人②吉野先輩です。
体重は軽量級ですが、無駄のない技巧派の漕ぎで、艇速への貢献は計り知れません。
お花見レガッタと五大学レガッタではその技術を買われて整調を務めました。
そんな彼は今回は一転、バウとなり、後ろから船を支えてくれます。
クォドのバウは、レース中のコマンドも舵取りも任されている難しいポジションですが、そこはさすがの技術者、全てを器用にこなしてくれます。前の三人が存分に漕げるのは、彼の技術あってのことでしょう。
東工大の艇を支える縁の下の力持ち吉野先輩が、今回も艇をきれいに滑らせてくれるはずです。
はい。以上4人で4日間、海の森を駆け抜けます。
久しぶりのスカル、久しぶりの舵手無し艇ということで、上手く行かないことも多くありましたが、できる限りのことはしてきました。相手は強豪校や社会人など、手強いクルーばかりですが、攻めるつもりで漕ぎきります。
個人的には海洋大に勝ちたいですね。彼らはスカルが上手いし、練習量も信じられない量をこなしてきた、本当に強いクルーだと思います。それでも、それに引け目を感じていては、今まで練習を頑張ってきた自分達が可哀想なので、こちらもベストを尽くしてきたんだと自信を持って戦いたいと思います。
4日間、応援よろしくお願いします!
PS.埼京線の中でこのブログを書いていたら乗り過ごして武蔵浦和まで行ってしまいました。