こんにちは。新4年漕手の大石です。あれ、新3年じゃないの?って思った方もいると思います。残念。僕は同期とは違ってとても優秀で、早期卒業を見据えて研究室に仮配属されているので新4年です。高橋さんと今の1個上の代は同期なのでもう敬語はいらないですかね。冗談はさておき今回はお花見レガッタの振り返りをしていきたいと思います。
今回のお花見レガッタは、長くもあり短くもあった冬練を終えた今年初の大会でした。準備期間は体調不良や合同練習等で乗艇を充分に行えず、1000mレースで重要な大会ではないとはいえ、普段よりも短期間で完成させる必要がありました。普段と異なるのはそれだけではありませんでした。五大学レガッタの前の試験的な出漕ということもあり、今まで行ってきた水中の動きや体格差、出力差を考慮した独自のリギングから、合同練習で教えてもらったリギングに変えて練習をしました。さらに、今回の大会は新歓において重要なビラ配りを行う期間が大会の前日にかけて3日間あり、部員の少なさからほとんどの漕手はすべての日程で参加し、疲労の残る中で大会に臨まなければなりませんでした。万全とは言えない準備期間でしたが、悪いことばかりではありませんでした。これまでと比べると今期間の練習での成長は毎回感じられるほど確実なものだったと思います。冬練では成果を強く感じられる瞬間はなかったけれど着実に成長していると思える期間でした。
レース当日の1日目の予選は東大_A、慶應大_B、仙台大_B、中央大と強豪クルーもいれば手の届くクルーもいて、お花見レガッタらしい並びでした。スタートが重要な1000mレースということもありハイピッチの本数を普段よりも10本多く設定したのですが、初めの6本で離され追いかける形になりました。今回はスタートの練習が不十分だったとはいえ、これは東工大の課題です。逆風と横風がランダムに吹く中、コンスタントでは大きく崩すことはなかったものの常に揺れているような感覚があり、出力を上げるときにもなかなか安定しませんでした。しかし、目標の一つとしていたレートの維持に関しては十分にできたと思います。その代わりに次のレースでは一枚で確実に押すことを目標としました。そしてラストスパートをかけるも前の艇には大きく離されており追い付かず4着という結果になりました。漕ぎの感覚に対して想像よりもタイムがでていたため決勝ではもっとタイムが出るはずと希望のあるレースでした。
そして2日目の決勝Bは東北大、立教大、慶應大_B、慶應大_Cとの対戦となりました。スタートは相変わらず数本で離されました。コンスタントは必死だったので正直あまり覚えていません。ただ、ラストではかなり疲れ切ってレートが上がらなかったような気がします。
全体を通して、今回はまずスタートに大きな課題があったと思います。これは今までも同じようにあった課題であり最近外部コーチよりアドバイスを頂いたため、五大学レガッタでは今よりも大きく成長した漕ぎができると思います。個人的には揺れのない快適な艇でこぎたいので微動だにしないバランスの艇を目指していきたいと思います。まあこんなところで振り返りを終わろうとします。