こんにちは。お久しぶりです。このたび、全日本新人ローイング選手権大会で舵手付きフォアAlbusのCOXを務めさせていただきました2年臨時COXのかとみずです。今回は、この大会の振り返りを中心にブログを書いていこうと思います。
まずは全日新の結果報告からしていきます。
私たちは今大会を総合8位入賞という形で終えることが出来ました。当初掲げていた入賞という目標を達成することができ、ひとまずほっとしています。ただ、手放しで喜べないというのが正直な感想です。この理由については、後々触れていきます。
今回のブログでは特に印象的だった準決勝に焦点をあてて書いていこうと思います。目標を達成するためには、ここで2着以上にならなければなりませんでした。しかし、対戦相手には日大と阪大。まったく油断出来ないレースでした。1日目の段階で日大と当たることはわかっていたのですが、予選のタイム的に、いつも通りの漕ぎが出来ればファイナルBにはいけるだろうと、少し安心感がある中でチャレンジャーな気持ちでいることが出来ていました。ただし、敗者復活戦が終わり、阪大も同じ組になってしまったことで、ファイナルBも厳しいのではないかという緊張感に襲われました。勝ちにいくために、レースプランもものすごく強気で、攻め所がとても多かったです。いままでやったことのないレースプランに、全員が緊張していたように思います。また、競るレースはCOX次第というところがあります。レース経験が少ない自分に、レースプランを正確に実行できるのか、そもそもちゃんとスピコを入れられるか、そしてそれを気にしながら、パッション出して勝ちにいけるのか、怖くて仕方なかったです。ただ、みんながこの期間すごく頑張っていたことを知っていたし、誰も諦めていなかったので、絶対に勝たせてあげたいと思え、心を奮い起こすことが出来ました。
こんなとんでもない不安を抱えたまま臨んだ本番でしたが、みんなが本当に頑張ってくれて、スタートを一番で突っ込んでいってくれたんです。左に日大のバウボールしか見えなかったとき、自然とパッションが湧いてきました。絶対にこのまま一着で2000まで行ってやると思った瞬間、不安なんて吹っ飛んでいきましたね。いろんなCOXのレース音声を聞いて、遊佐さんのパッションあるコールを参考にして、なんとかパッション伝えなきゃと準備していたのですが、みんなのおかげで心からのパッションを出すことが出来ました。感謝しかありません。途中、日大と阪大に抜かされてしまい、差もつけられてしまったときは怖かったですが、スパートが刺さってくれたのが、また凄かったです。特にラスト100mでの巻き返しがすごかった。この区間は、とにかくリズムさえあってればいいからとにかく全力でという漕ぎをしているらしいのですが、今までで一番、漕ぎまで揃っていた気がします。毎日一緒に練習頑張っていた成果が出たんだろうなと感動しました。船の伸びが本当にすごくて、私も気持ちよかったです。こんなに良いレースでCOXをさせていただけて、最高の思い出になりました。
ただ、ここまで良いレースができて、日大との距離も本当にあと少しだったこと、みんながもっと上を目指していたことを思うと、もう少し何かができたんじゃないかと後悔があるのも事実です。だからこそ、手放しでは喜べない。ここでCOXが終わるのは正直悔しいですね。でもまあ、わたしはもうボート部が大事で楽しいので、どんなポジションで頑張っていけそうです。
個人的なCOX生活の振り返りもさせていただきます。私のCOX生活は、舵すらまともに取れないところから始まりました。コールもまともに出来ないし、そもそも練習についていくのもしんどいのに、船のバランスとか漕手のことも把握出来ていないといけないのが本当に大変でした。そんなに要領良くないんです。一時期、機嫌悪くなっちゃっていたのが本当に申し訳なかったです。寒さで頭痛いうえに、自分の要領の悪さへの不甲斐なさが重なってちょっとイライラしちゃっただけなので、本当に気にしないでください。ごめんなさい泣 最初のころは、私が足を引っ張るわけにはいかないと、どこか後ろ向きな気持ちでCOXに取り組んでいた気がします。途中で、遠慮してほしくない、もっとパッションだしてほしいと言われてはじめて自分が後ろ向きなことに気づいたので、指摘くれて助かりました。こんな頑張っているみんなを負かすわけにはいかない、勝たせてあげたいと前向きに取り組めるようになったのはみんなのおかげです。自分の感情を表現するのが苦手なタイプなので、なかなか教えてもらったコール以外のことが言えなくて、パッションも外に出せなくて苦労しましたが、漕手のことを信じられたからこそ、自分からパッション出してコールできるようになったんだと思います。本当にありがとう。
私達はいろいろトラブルもあり、完全なメンバーで2000ttのタイムを出せておらず、直前も乗艇が出来ない期間があり、不安な気持ちも大きかったです。Albusメンバーにはばれていそうですが、けっこうネガティブな性格なんですよね。不安でしょうがなかったのですが、他のAlbusメンバーが誰も諦めていなかったので、心を奮い起こして頑張りました。なので、最後の最後でパッションが間に合って、みんなが120%の力を出せるレースに貢献出来て、本当に安堵しています。ミッション完了ですね笑
これからはまたマネージャーとしてボート部にいることになりますが、ボート部のために全力で動いていこうと思っています。COX終わって悲しい気持ちもありますが、これからは選手のみんながボートに全力で取り組める基盤、全力で作っていきます!
最後に私達の練習に関わってくださったすべての方々へ。
私たちが全力を出し切るレースができたのは、安間さんをはじめとする4年生の皆さん、
クルーマネージャーとしてビデオや飯炊きだけでなく、そばで支えてくれたあいり、
並べる相手になってくださった対抗対校フォアの先輩方、
そして同じ大会を目指して練習していた他の1,2年生のみんなのおかげです。
本当にありがとうございました!
またAlbusメンバーのみんな、最後まで信じてくれてありがとう!!
準決勝前の円陣のとき、信じるって言ってくれたのが本当に嬉しかったです。
この約1カ月半、本当に楽しかったです。ありがとうございました!!!








