はじめまして。通いマネとして入部したはずなのに気づけば常駐になっていた、艇庫大好き新4年マネージャーの、もりはること森春香です。私が常駐になった経緯については②あたりでお話しようと思います。
これまでのブログを読んでいる方はご存じの通り、今回は、
①なぜボート部に入ったか
②なぜ今もボート部で活動しているか
③ボート部で成し遂げたいことは
という3つのテーマが与えられているので、このテーマに則って書いていきます。
① なぜボート部に入ったか
他の3人同様、私はコロナ禍の幕開けと同時に大学に入学しました。私には大学に入る前から入部しようと決めていた、とある文化系サークルがありました。そのサークルにだけほとんど新歓もないまま早々に入部し、本来なら新歓真っただ中なはずだった、その後の4、5月は家で一人、パソコンの画面に向かいながら過ごしました。そのような中でもオンライン新歓は行われており、サークルに入った後もいくつか参加してみたものの、やはり他の新入生と仲良くなることは難しく、唯一入部したサークルでも対面の活動は行われてなかったため、結局夏休みまで仲が良いと言える友達はできないままでした。元々、一日の充実度がその日に話した人の数に比例するという性質をもっていた私にとって、そのような状況は本当に苦しかったです。夏休みも半分過ぎた9月頃、感染状況が少し落ち着き、対面の新歓が許されるようになりました。4月のオンライン新歓でLINEを交換していたボート部の先輩に誘われ、私は試乗会に参加することになりました。当時の私は、ボート部はおろかマネージャーへの興味も皆無、試乗会への参加動機はとにかく友達を増やしたい、その一心でした。初めて参加した試乗会は先輩の盛り上げが上手で、本当に楽しかったです。しかし、試乗会を経てもなお私の心が変わることはなく、マネージャーは興味もないし向いてもない、という強固な思いを持ったまま、入部を悩むことすらありませんでした。私の新歓を担当していた先輩も、「この子は入らないと思う」と当時他の部員に言っていたようです。
しかし、12月。ボート部に入る未来はないかのように思われた私に、転機が訪れます。コロナによる活動自粛が緩和され、私が唯一入った文化系サークルも対面の活動を開始しました。ですがいざ参加してみると、部活柄静かな人が多く、どうも自分とはノリが合わないことが判明したのです。このままでは大学生活がつまらないまま終わってしまう…。私は焦りを感じ始めました。対面授業もない当時、新たな友達を作る方法は新しいサークルに入ることくらいでした。ちょうどその頃、ボート部がクイズ大会を開催することを偶然知ります。ボート部と聞いて最初に浮かんだのは夏休みに参加した試乗会の楽しい記憶でした。ここかもしれない、そんな思いで参加したイベントは期待通りの楽しさで、その次に参加したイベントで私は早くも入部を決めました。
部活選びにおいて活動内容が重要でないとは言いません。しかし自身の経験から私は、最も大事なのは結局、雰囲気なのではないかと思っています。
② なぜ今もボート部で活動しているか
理由はいくつかありますが、一つは「艇庫に居たいから」です。活動のために艇庫にいるというより、正直、艇庫にいるためにマネージャーをやっているところはあります。①でも書きましたが、私は一日の充実度がその日に話した人の数に比例するという性質をもっています。というか、例えどんなに仲が良くとも、毎日限られた数人とだけ行動する生活をすれば軽いノイローゼになることが実証されているくらいには重症です。そんな私にとって、常に20人近くの人で賑わう艇庫はぴったりの環境でした。今でこそ、こんなに長期間を艇庫で過ごしていますが、はじめは他の通いマネージャー同様、週1、2回、飯炊きのある時だけ艇庫に来ていました。その頃から艇庫の賑やかさがとても好きで、あるとき1日泊まる予定だったところがたまたま2日になり、それがその次は3日になり、次は1週間…と、気づけばほとんど毎日を艇庫で過ごすようになっていました。艇庫はとにかくたくさんの人がいて、いつも賑やかです。コロナ禍の大学生活において、本当に貴重な環境だと思っています。
そんなに個人的な理由でマネージャーをやっていて良いのかと思う方もいるかもしれませんが、これで良いと思っています。誤解を招かないよう言っておきますが、マネージャーの仕事にやりがいを見出していないわけでは全くありません。大好きな部員たちが、これと決めたことに打ち込んだり、目標を達成したりしていきいきしている姿を見るのは嬉しく、応援したい気持ちになるし、サイト作りなど、マネージャーとして今までやったことのない仕事を自分なりに模索しながら進めていくのはわくわくします。基本的にはマネージャーの仕事を楽しいと思っていますし、やりがいも感じています。ですが、園木も書いていたように、マネージャーという立場である以上、モチベーションを保ちづらいのもまた事実です。心から仕事を楽しいと思えている間はいいですが、ふと仕事をしんどいと感じた時、そこでモチベーションを保てるかどうかは、選手たちに対して「この人たちをサポートしたい」という気持ちをどのくらい持てるかというところに大部分がかかっていると思います。選手のやる気が感じられなかったり、選手と仲が悪くなってしまったりしたとき、どうしても、なぜこの人たちのためにこんなにも身を削らなければいけないんだろうという気持ちになってしまうことは避けられないと思います。人をベースにしている以上、些細なことでモチベーションが一気に落ちてしまう危険性をいつもはらんでいるのです。だからこそ、なぜ自分はマネージャーをやるのか、ということにおいてある程度自分勝手な理由も併せ持つことが、マネージャーを続けていく上では重要だと思います。それこそが、私がこの3年間、マネージャーを続ける中で辿り着いた結論です。
③ ボート部で成し遂げたいことは
私が引退までに達成したかった一番大きな目標は、男マネ女マネの間の区切りをなくすことだったのですが、それがほとんど達成された今、引退までに達成したい大きな目標はなくなりました。大きな目標こそないものの、後輩の教育、公式サイトのリニューアル、サイトの更新手順のマニュアル化、OBさんとのより良い連絡手段の模索など、やるべき仕事、やれる仕事はたくさんあると思っています。なので、引退までの残り期間、目の前にある仕事一つ一つを一生懸命やっていこうと思っています。今年の新歓もTwitter係のリーダーという非常に重要な役目を任されました。そのため、当分はTwitterでの集客、また来年以降Twitter係のトップとして他のメンバーを引っ張っていくことになるであろう小岩への引継ぎに尽力するつもりです。
ここまでお付き合いくださった方、本当にありがとうございます。長く書きすぎてしまいました。