2024年度の新人コーチ長を務めます、園木景太朗です。
今年の新人練のテーマは「爆発」です。このブログは新人コーチの高橋、遊佐、園木の順に自分の思う「爆発」について書いてもらいます。
--高橋--
こーちちは。チーム新人コーチです。よろしくどうぞ。
チーム新人コーチは高橋、園木、遊佐から成り立っています。高橋が企画し、園木が実行、そして遊佐が刺すと言う形で日々一年生たちを指導しています。
人数は少ないながら、一人一人のコミットメントが高く、アクティブにエンゲージメントすることで非常に高いバリューを出しています。
実際に3人はほぼ全ての練習に参加し、各々が役割を果たすことで質の高い指導ができていると感じています。しかし、現状に満足することなく、今後さらに高い成果を出すために我々自身も目標を立てることにしました。そして声高らかと宣言することで、自分たちを追い込み、限界を超えた指導"爆発コーチング"を実現します。まずは俺です。
紹介に預かりました、高橋です。
単刀直入に1年と自分それぞれに対する爆発目標言います。
自分は爆発的に悔いのない関わり方を。
1年生は一人一人が爆発主体的に行動できる力を。
爆発的に悔いのない関わり方は、一片の隙なく完璧に指導を仕切る必要があります。時間があればできることを考え、先手を打ち、実行、そして状況を常に俯瞰し最適な策を施す。まずは僕も1年生と共に合宿をし、メニューを組み、指導し、話を聞き、腰を揉み、飯を奢る、やりてえこと全部やる高橋爆発ニカになります。
1年は信じてついてこい。ポジティブ大事やで。やりたいこと、やな事あったら全部言ってくれ、一緒に考えるべ。俺は時間ならあるから任セロリ。爆発!!
1年の爆発主体は一人一人が自分、チーム、部活にとって必要なことを考える力、それを実行する力のことです。うちは基本的にコーチがいないため、自分で考え行動する力が4年間成長し続けるには不可欠です。そして、その力を獲得するには僕らの指導方針もそうですが、何より君たち自身が自分の力で動けるようになりたいという想いが必要です。僕たちの言葉も鵜呑みにせずに、常に思考を止めず、自分の意見を爆発させて行動してください。きっと部はいい方向へ進むはずです。
※爆発注意
誰にとって必要か考える際に、その対象が自分だけにならないことが大事だと僕は考えます。ここで肝なのは、視野は広く持つ事。ボート部では誰でも時期によってはくそ忙しい時があると思います。そこで自分よがりになるのは非爆発的です。爆発はエントロピーの増大です。きつい時こそ視野を広く持とう。きっときついのは自分だけじゃないはず。
最後に余談ですが、僕が考える爆発について述べます。爆発は集中だと考えます。他の何事も振り返らず、一心不乱に目の前のことに集中することかなと思います。必要な時にスイッチを入れて爆発できる人は強いと思います。ただ一日中爆発してるやつは、普通に怖いです。でも、そういう奴が結果を出すのかもなとも思います。普通だと普通の結果しか出ない訳で。今度試しに1週間爆発ウィークやってみようかな。
次はボンバーマンです。
--遊佐--
よ!ボンバーマンです。ブリンバンバンボーンはボーン要素が足りないので今日からぶりぶりバンバンボンボンボーンにします。やっぱり爆発するにはメリハリが大事だと思うんですよね。ずっとだらけてるとそのままだらだらしちゃいますし、ずっとガチガチだとガチガチガッチマンになっちゃいますしね。そのときになったら一気に集中するっていうのが爆発には必要です。だからこそのぶりぶりなんです。ぶりぶりからの、バンバンといってからのボンボンボーーーーン!!!!ですね。
人間が爆発するには明るく楽しく元気に行動することが重要だと考えています。今年の一年生を見ていると、みんな仲良くて、なんか爆発しそうな雰囲気を毎回感じます。一人の爆発をきっかけに次々とみんな爆発していくのが良い集団だと思います。そんな集団になるには仲の良さが大事ですよね。このままの勢いで全員爆発するまで突っ切っていくのをとても楽しみにしています。僕が思うに、爆発っていうのはそんな簡単に起こらないんですよね。爆発するには頭を使わなくてはいけません。そう、戦略的爆発です。一年生のエルゴや乗艇を見ていると、みんな楽しみながらも、考えてやっている感じがして、尊敬します。
この爆発を成し遂げるために、僕は明るく楽しい雰囲気を作っていきたいです。最初に述べたように、しっかりとメリハリをつけて、やるときは集中して、本気でやり、休憩のときはみんなで笑いあう。そのような環境を作っていきたいです。今のところみんなメリハリをつけながら互いに意見を出し合って練習しているので、これを継続していけるように、僕も努力していきます。
爆発を目指して一緒に頑張ろう!
ちなみに、人生において爆発を経験できるのは12回です。皆さんは覚えてないかもしれませんが、生まれた瞬間に僕たちはビッグバンを味わいます。僕は人類で唯一ビッグバンを覚えている人間です。ビッグバンはなんとも言えない爽快感を得られます。何もストレスを感じていない赤ん坊にとってはなんの意味もない爽快感。これが大変素晴らしい。2回目の爆発は歩けるようになったとき。3−6回目は小学生から高校生の間に起きます。ここでなんと衝撃の事実!!7-12回目は大学生のうちに起こります。今なんですよ。自分で爆発と思わなければ爆発にカウントしなければいいだけなので実質無限回爆発します。お得です。チート、ギフテッド、荒技、wanted、何度もburst,頭がeruptです。バクバクバクバンバーグバクバク。ここからは爆発掛け声を紹介します。
1.爆発!!これはレギュラー爆発です。
2.バークバーク!!これは少し余裕のある爆発
3.B!!!!!!これはガチガチの爆発
以上です。この掛け声さえあれば爆発します。皆さん覚えましょうね。
--園木--
今年の新人達には国立大一位を達成してほしいと考えています。そのために今年の新人練の目標を「爆発」に設定しました。皆さんは爆発という言葉にどんなイメージを抱きますか?
芸術は爆発だという言葉があります。この言葉は、芸術家の岡本太郎がテレビなどに出演する際に、好んで使っていた言葉です。皆さんはこの言葉にどんなイメージを持つでしょうか?初めて聞いたときは、芸術はよくわからないもので、理解不能だという意味だと決めつけていました。しかし、実際の意味は芸術とは生命の輝きを表現したものであり、爆発的な力を秘めているものだという意味らしいのです。また、岡本太郎はその芸術を生み出すためには、自分の殻を破らなければならないとも言っています。なにか優れているものを生み出そうとするときには、自分の殻を打ち破って、自己を存分に発揮しなければならない。それは野ざらしになることで、とても怖いことであるが、潜在的な自己を得るためには必要であるということらしいです。この意味を岡本太郎の自伝の中で見つけて、自分は全力になることをどこか恐れていたのではないかとも考えさせられました。自分の殻を破ることはすなわち、自分を守っていた環境を自ら壊していくことです。また、自分のありのままを他人から評価されることで、どこか恥ずかしいような感覚さえ持ちます。しかし、この怖さ故に自分の殻を破ることなく生き続けるならば、飛躍的な成長をすることはないでしょう。勇気を出して、自己を爆発し、自分の常識を破って、出来なかったことができるようになってほしい。これは自分への挑戦でもあり、新人たちにもこのボート部にいる間にやってほしいです。
新人たちには国立大一位を達成できる素質があります。いいチームだと思いますし、個々の持っている考えも尊重しあえています。しかし、長年東工大は部の成績が伸び悩んでいるのも現状です。圧倒的な成長が必要となります。そこで、新人連では、いままで不可能だと考えていたものを可能にさせる力を持ってもらうために、「爆発」というテーマを掲げました。爆発的に練習し、爆発的に成長する。停滞している部を内側から変え、うぬぼれではない圧倒的な自信をもって試合に臨む。彼らが最上級生になったころにはそれが当たり前になっていることを望んでいます。彼らの爆発的な成長をしてもらうために、僕ら爆発的な新人コーチは爆発的に自分の持っている知識、熱意を注ぎます。爆音を響かせる成長を期待しています。