はじめまして、新3年の吉田です。次回予告では今回死ぬことになっていますが、本家同様生き延びるのでご安心ください。早速貰った3つの質問に答えようと思います。


①なぜボート部に入ったか

一言で言うと、先輩が魅力的だったからです。大学入学当時はバドミントンのサークルに入ろうと決めていました。しかしバドミントンのサークルはコロナで新歓が立て続けに延期され、どこにも所属しないまま時間が過ぎていきました。これはまずいと思ってそこを諦め、慌てて他のサークルや部活を調べはじめました。そこで見つけたのがボート部でした。早くどこかに入らないとまずいと思っていたので、新歓に行ってみてやばい集団じゃなければ入っちゃおうと思っていました。そこで出会ったのが、当時M1だった原先輩や内田先輩でした。この人たちが、すごく魅力的に映ったんです。ボート部のOBであるこの人たちがカッコよかったので、自分も入りたいと思いました。同時に、やばい集団だったらこんな人達が育つわけがないという考えで、ボート部にしようと決めました。

②なぜ今もボート部で活動しているか

これはなかなか難しいです。自分は漕手を辞めると決めた時に、同時にボート部を引退するつもりでした。しかしトレーナーとしての道を勧められ、取り敢えず部に残って活動することにしました。トレーナーとして活動して半年経ちますが、正直漕手をしていた時のような高い志を持てていないのが現状です。そんな中でも、部に残る意味について考えてみました。それは、ボート部を後の世代に引き継いでいくことです。自分はボート部の先輩たちをとてもカッコいいと感じていて、その人たちがつくってきたものが引き継がれて欲しいと思っています。自分の代と一個上の代は人数が少ないので、引き継いでいく上で一人一人が重要です。また、ボート部は成長することができる場だと思います。新歓に象徴されますが、組織に属する一人ひとりが各々の役割を果たすことで全体が機能します。その様式の中で活動することは、この先社会に出た時に重要な財産となるはずです。

③ボート部で成し遂げたいことは何か

これもかなり難しい質問です。具体的な目標か何かあればいいんですが...。ただ、一つ思っていることがあります。それは自分の幸福度についてです。今までの人生で気づいた自分の性質として、自分の自由な時間があり過ぎても退屈してしまうというのがあります。何かを自分で始めて自分で生活を充実させるということがあまり得意じゃないんです。自由な時間が多いと結局ダラダラして退屈だと感じるのに、何かを始めたりはできないという感じです。しかしそこで何かやらなきゃいけないことがあると、生活にハリが出て、自分の自由な時間もより楽しいと感じるようになります。つまり、何かやらなきゃいけないことがある生活の方が、トータルで見ると幸せだということです。大学に通いながらボート部の活動をすることで、やらなきゃいけないことが多くあります。漕手をやっていた時と今とでは、やらなきゃいけないこともその頻度も違います。長期休みに入れば、大学でのやらなきゃいけないことはなくなります。ボート部で活動する中で、自分の幸福度がどういう時に高くなるのか、また低くなるのかが徐々にわかってきました。そこには、運動や人との繋がりなどがメンタルに与える影響といった要素も関わってきます。ボート部にいる間に、自分の幸福度が最も高くなるにはどういう生活をするべきかということを、できるだけ理解したいです。


最後まで読んでくれた方、ありがとうございます。初回からなかなかハードな質問でしたが、ボート部の活動について考えるいい機会になりました。次回はBKBです。お楽しみに!
東工大端艇部新歓パンフ画像吉田