新3年端艇部主舵の廣瀬です。ずっと失くしていたネックウォーマーが家の使ってない炊飯器の中から見つかったあの廣瀬です。現在舵手3年目です。「舵手」をボート競技を知らない人に説明するときは、オーケストラの指揮者や、野球好きな人にはキャッチャーみたいな感じだと言うと何となく分かってくれます。
部員紹介の7人目となりましたが、いまや何人がこの記事を読んでくれるでしょうか。2人いればいい方でしょう。記事の最後のほうに、勉強していた運動生理学についてまとめたノートの一部を貼っておいたのでそこだけでも眺めていってください。
①なぜボート部に入ったか
②なぜ今もボート部で活動しているか
③ボート部で成し遂げたいことは何か
いきなり自分語りをしろと言われたようで迷ってしまいますが、3つのテーマが与えられたので順番に書きます。
①なぜボート部に入ったか
僕は福島県立磐城高校出身で、女マネの須田さんは化学部・物理部で一つ上の先輩でした。高3冬までは東京大学理科一類を目指していたのですが、共通テストのリスニングでまさかの満点越え52点を叩き出し、志望校を東京大学から東京工業大学理学院へ格上げしました。
入学してからは朝昼バイトで金を稼ぎ、夜にそれを雀荘で擦り切るような大学生活を夢見ていましたが、須田さんに試乗会へ誘われて端艇部の特殊な環境や、優しくて面白くてカッコいい先輩達に魅力を感じ、気づけば同期の中でも一番最初に入部を決めていました。誘ってくれた須田さんは命の恩人です。いつも部費滞納してごめんなさい。
②なぜ今もボート部で活動しているか
ボートという競技は関わったら最後、今までの生活環境から生活リズムまですべてがひっくり返るような特性を持っていますが、それでも続けたくなるような魅力があります。ただ、なぜ続けているのかと聞かれると言語化するのが難しくて、ボートに携わっていない自分が想像できないから、というのがしっくりきます。
そして、「みんなは勉強だの就活だのしてんのにこんなに部活ばっかやってていいのかな…」とひねくれていた僕に「本気で一つのことに打ち込めるって素敵なことだよ!」と励ましてくれた磐高の友達の言葉が、今でも心の底から僕に勇気をくれます。
僕は舵手として8+が大好きです。それぞれ個性的な体格、特性、癖を持った漕手8人の足並みを揃えて0.01秒でも速く艇を進めるこの役職は僕にぴったりだと思っています。WBC2009の日本代表や、MK8DXのJPNのような、全員の個性が輝くチームに憧れて、そんなクルーを目指して日々練習しています。
③ボート部で成し遂げたいことは何か
とにかく来年夏(2024年)の全日本大学選手権大会(以下、インカレ)で8+国立大学1位を獲りたいです。昨年のインカレでは東北大、東大、一橋大が6分10秒近い好タイムで、強豪私立に食い込むような結果となりました。今年、東工大の漕手は、新4年1人(主将・㊗留年見込)、新3年2人、新2年7人であることから来年のインカレで最高の結果を残すことを目指し、2か年計画で動いています。個人的には今年の五大学レガッタで6分25秒、インカレで6分20秒を目標にしています。部員全員理系という弱味に抗い、乗り越えたいんです。
もうひとつ引退するまでにやっておきたいことがあります。東工大端艇部には、知識が組織に蓄積されていかず、数回代替わりをすると折角の良質な情報がいつの間にか失われていくという問題点があります。それに気付いてから、ずっとボートに関連する知識を体系的にまとめたいと思っていたものの、なかなか手を付けることができずにいました。しかし、新2年男マネの伊澤や川島が、部員全員で手分けしてそれぞれの分野に精通した人間になる計画を立案し、始めてくれたためやっと運動生理学の勉強を始めるきっかけとなりました。
これからも僕が書く記事にはしばらく運動生理学の基礎についてまとめたノートを載せるつもりなのでそれだけでも読みに来てください。新歓隊長の仕事も放って勉強したぐらい面白いです。
なぜこれをブログで公開するかというと、そのうちまとめとして全編を貼るだけでひとつの記事になり、ブログ執筆が1回分凌げると思ったからです。
正直、誰が読んでいるのか分からないので、読んでくれた人は名前と「読んだ!」だけでもコメントしたり、直接僕に伝えてくれると嬉しいです。
この記事を書く中で自分の考え、課題、目標が整理できたような気がします。ブログ開設を一挙に担ってくれた伊澤君にはいつも以上の感謝をしてあげます。ついでに川島にも。
あと、LINEで読者登録すると通知来るようになるから部員は登録したほうがいいよ。
伊澤も登録者増えた!って喜んでたし。
次の記事は数十年ぶりの散髪でモジャンボからモンジャラへ退化した新3年の秋元鮪です。胃もたれするようなしんどい文章であることが予想されるため、最近調子が悪い方や心臓が悪い方はまじで読まない方がいいと思います。
以上