こんにちは洋輔です。このブログでは9月に開催されたインカレの振り返りをしようと思います。と思ってましたが、このブログ書いてるのが実は29日で締切が20日だったんですよね(伊澤さんごめん)。さすがに申し訳ないと思ったので、お詫びに今日ちょうど行われた東日本新人戦の振り返りもしたいと思います(その方がキリがいいかも)。

 自分は今年になって初めてインカレに出場しました。エイトの4番に乗ったのですが、自分がインカレに出場するという実感、自覚が正直あまり無かったです。5月に行われた五大学レガッタ以降、自分たちはいいレースをあまりできていませんでした。タイムも伸び悩み、練習で技術面から試行錯誤しようとするもなかなか改善されず、悪循環になってました。自分個人のことを言うと、お花見レガッタの頃の練習からミーティングで反省点を上手く言語化できないことが多々あり、先輩たちの話に相槌を打つだけの練習が続いてました。
 インカレの練習は、自信を持って望むことが出来なかったことが最大の反省点かと思いました。練習のメニューなどが、自信のなさや諦めでだんだん消極的になっていくのを感じました。そして迎えたインカレ当日は敗復敗退。正直1年に合わせる顔がなかったです。そして良くないことに、悔しいという気持ちが湧いて来ませんでした。貴重なインカレの出場経験をこのようにしてしまったのは反省です。
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 時はすぎて学内レガッタ。片付けをしていた時に川本監督に呼び出されました。東日本新人戦のエイトで整調をやらないかという話です。当初のミーティングでは同期の石橋が整調になる予定だったので意味が分かりませんでした。石橋は僕より漕ぎが上手いです。反面僕は技術面において部内でかなり遅れをとっており、どちらかというとミドルフォアでパワーを出す役割の方があっていると思ってました。ましてやあのインカレの後で自信がなくなってたので、なんとか断ろうと思ってました。ただ、川本監督は、対抗エイトのシートの感覚を知っているのは僕だけなので、それを新人クルーのエイトで整調として伝えて欲しいと言いました。頑なな感じで断れそうになかったので渋々受けました。

 練習の序盤は、やはりシートのリズムが合わずに苦戦しました。特にスタ練に関してはシートのイメージが新人と上級生でまるで違く、あまりにも合わないためエルゴで1時間以上スタ練をしました。その後もスタ練を多めに入れました。今までの練習でスタ練は半周もやったことがなかったのに、今回は1.5周近くやりました。それでも艇の動きはなかなか良くなりませんでした。もしかしたらこれ以上スタ練やっても意味ないんじゃないか、あげをもっと増やした方がいいんじゃないかとも思いましたが、ハイピッチ直後の落し際だけはどうしても試合までに改善したかったので、意地でも続けました。インカレの敗北の余韻がある上自身の整調としての自信の無さに、最初の1週間はかなりメンタルがやられました。が、1年生の初々しい明るさになんとか助けられてました。
 そうして最初の1週間は上手くいってなかったのですが、ある時を境に急にシートが揃うようになりました。練習って徐々によくなるものではなくて、ある時ふと実るものなのかもしれないですね。それでもクルーの病気などで練習は当初の予定通りにはできず、なんとか工面するような感じになりました。

 こうして迎えた本番初日。正直一日目は様子見で慶応3艇のどれかに着いていくのがやっとだろうと思ってたのですが、なんか動きがとても上手くいって2着になりました。しかも慶応Aにボコボコにされたかと思いきや、意外と粘ってたらしいです。練習がやっと実った気分です。20240928_133153

 急に自信が湧き始めて、2日目は打倒慶応Aを掲げました。そして本番。スタートもハイピッチも上手くいってました。ただ、気持ちよくなりすぎてコンスタントでレート全然落としませんでした(後ろの人すまない)。しかもミドルスパートも初日とは違いちゃんと伸びていました。ただ、ラストスパートで慶応Aに離されてしまい結果2着に終わりました。

 正直出せる力は全て出しました。だからこそ悔しいです。たとえ1年だらけのクルーでもちゃんと勝てる実力はあったと思えます。そしてインカレでなくしてた悔しいという思いと自信が戻ってきて良かったです。

 序盤で振り返りブログの締切をずっと伸ばしてたといいましたが、正直に言うとインカレの暗い感じを文字にするのがキツかったてとこです。ですがあの時対抗エイトで先輩達に教わったことを少しでも新人クルーに還元できたとすると、あの時の練習も全部が良くなかったという訳ではなかったんだと思いました。そして最後このブログをポジティブに締めくくれて良かったです。全日本新人戦はフォアででるので応援よろしくお願いします。
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