めぐるボートに黒閃
こんにちは、一年漕ぎ師の雲田航世です。もうすぐ呪術廻戦が完結しそうですね。ということで、先日行われたオックスフォード盾レガッタを振り返っていこうと思います。
まずはクルー構成です。
S 矢口剣太郎
彼は一級漕ぎ師です。最後まで力強く漕ぎ切ることができ、領域展開をすることでコックスに支持されたレートに必中させることができる能力を持ちます。領域展開を使用できるため、一級となりました。
7 雲田航世
僕はもちろん特級漕ぎ師です。整調がつくってくれたレートを作り直すことがあります。特級の性というものでしょうか。
6 飯田航輝
彼は二級漕ぎ師です。筑波から来てくれた助っ人の一人であり、乗艇では大きな声で他の操手のやる気を高め、この大会に向けた練習で初めてスウィープに乗ったにも関わらず、ますます上達して二級漕ぎ師となりました。
5 船橋航洋
彼は二級漕ぎ師です。飯田と同じく、筑波からの助っ人として一緒に乗ってくれました。彼の上達も早く、飯田と同じくたった1ヶ月弱で二級漕ぎ師にまで上り詰めました。
4 水越友喜
彼は準一級漕ぎ師です。彼はエルゴがとてつもなく速くなる代わりに、乗艇が下手になるという縛りを背負ってこの世に生まれてきました。しかし、練習を重ねてエルゴが速いまま乗艇が上手くなることに成功し、力強く艇を引いてくれました。
3 太田駿平
奴は特級呪霊です。1000年以上前におしゃべりが具現化したと言われています。本来の姿は常に喋っている呪霊なのですが、乗艇ではその特性を活かし、乗艇中の声がけや乗艇後のミーティングでの発言をたくさんしてくれました。
2 塩尻直生
彼は準一級漕ぎ師です。持ち前のレンジと脚力で艇を動かしています。彼の根性はすごく、乗艇やウェイトでは、死後強まる筋肉が力を発揮し、大会でも一度死んでから最後まで頑張ってくれました。
B 青井隼人
彼は特別一級漕ぎ師です。彼もまた、東京海洋大学からの強力な助っ人です。唯一の2年生として、後ろからの声がけをたくさんしてくれました。誰よりも経験が豊富であり、特別一級漕ぎ師となりました。
C 加藤瑞葉
彼女は一級舵取り師です。とても努力家で、さまざまなコマンドをメモして、実用していました。彼女の使う呪言(絶対服従の命令的なやつ)によって、漕ぎ師の力が強制的に120%まで引き上げられました。
クルー構成はここまでです。
ここからは、今回の大会の振り返りです。
練習では、初めはオールの動きが合わず、艇が常にバウサイに傾いていたり、上手く力が伝わらずタイムをうまく出せずにいました。そこで私たちは、黒閃を出すことに焦点を絞って練習していました。(黒閃:すべてのオールが誤差0.000001秒以内に水に入った時、オールが黒く光り、通常のローの2.5乗の威力を発揮する。ニュージーランド代表は常に黒閃を発動し、常にオールが黒い。)そして、乗艇後のミーティングを繰り返したことにより、練習が後半に行くにつれて、オールの高さやキャッチのタイミングが合うようになり、日々、黒閃に近づいていきました。
大会の結果は、敗者復活戦敗退、タイムは1日目が7分43秒、2日目が7分21秒でした。練習では7分35秒までしか出なかったので、大会でベストが出たことは良かったです。
今回の大会で良かったことは、乗艇後のミーティングやビデオを見ることで、必要なフィードバックをしっかりすることができたことと、1日目に焦ってしまってうまくタイムが出せなかったことを2日目で改善できたこと、そして何度か黒閃を出せた気がしたことだと考えます。改善点は、大体1500メートル地点で僕たちの艇は一旦減速してしまうので、そこを耐えることだと考えました。