こんにちは。2年マネージャーの伊澤諒です。みんなから学歴厨扱いされてうんざりしていますが、学歴厨では決してないです。でも自称進学校出身であるため、東大合格者を輩出しているような名門高校出身者を相手にすると怯みます。艇庫の中で縮こまっていたら優しく接してあげてください。断じて学歴厨ではないです。ただしマッチョにはなりたいです。

 

 今回は1.なぜボート部に入ったのか、2.なぜ今もボート部で活動しているのか、3.ボート部で成し遂げたいことは何か、という3つのテーマが提示されています。と言いつつ、これをみんなに提示したのは他ならぬ僕ですが。ちなみに本ブログを立ち上げたのも僕です。そこで今回は初めに、このブログを立ち上げた経緯と、上記3点をテーマに挙げた理由について、お話ししておこうと思います。

 

 まずは、本ブログを設立した理由についてお伝えします。僕たちが活動している東工大端艇部の艇庫は、戸田公園ボートコースの北岸に位置しています。同じく北岸に艇庫を構える某外国語大学端艇部は、活動人数は小規模でありながらも、SNS等の広報活動にかなり積極的に取り組んでいます。そうした活動の中でも特にブログは、毎回面白く興味深い内容の記事が投稿されていて、部員一同ホッコリさせられています。こんなブログが東工大ボート部でも書けたらいいなぁと思い、このブログを立ち上げました。嘘です。本当のところは、理由はとっくに忘れてしまいましたが、主務の園木さんにブログの立ち上げを指示されたので、右も左もわからない状態でとりあえず立ち上げてみました。初期設定の方法が分からず面倒になって、一時は立ち上げを放棄しようかと思いましたが、定期的に園木さんから釘を打たれ続けたので頑張って作成しました。思いのほか体裁の整ったブログサイトになっているので、一安心しています。
 ブログについてもう少し紹介します。ホーム画面上段にあるOfficial SiteやTwitterなどのタブをクリックまたはタップすると、ボート部の各サイトに飛ぶことができます。部内ブログはパスワードがかけてあり、外部の方が見れないようになっています。もしも内容が気になるようでしたら、東工大端艇部への入部をよろしくお願いいたします。

 

 次に、一週目の投稿記事のテーマを「1.なぜボート部に入ったのか」「2.なぜ今もボート部で活動しているのか」「3.ボート部で成し遂げたいことは何か」の3つにしたのかについて、お話しします。それは、部員全員に、自身が端艇部員として活動している意義を再認してほしいという思いがあったからです。実はブログ立ち上げを園木さんから指示された当時、艇庫内の雰囲気はあまり好ましいものではありませんでした。この点について明言は避けますが、僕たちは100年以上続く端艇部の一員として活動している以上、やはり活動意義を明確にもって部活動に取り組んでほしい、という意見がMGの話し合いの中で出てきました。そこで、このブログを立ち上げるにあたって、第一週目で自分自身の活動目的について再認してもらおうと思い、こうしたテーマを設定しました。このお題に沿って記事を書いてくれた今までの部員たちは、おそらく以前よりもこの部で活動する意味を強く意識できていることだろうと思っています。ちなみに二週目以降のテーマは基本的に各自の自由にしようと思っていますが、自分がなぜこの部で活動しているのか、その意義を見失ってしまうようなことがあれば、再びこのブログで所信表明をしてくれればいいなと思っています。

 

 東工大ボート部のブログをよく読んでくださっている熱心な読者の方々はすでにお気づきだと思いますが、実はここまでの文ですでに石羽が書いてくれた記事の文量を超えています。ちなみにまだ前座です。今日の記事は長いので注意してください。

 

 それでは本題に入りましょう。1.なぜボート部に入ったのか、2.なぜ今もボート部で活動しているのか、3.ボート部で成し遂げたいことは何か、という三つのお題に答えていきます。

 

1.なぜボート部に入ったのか

 僕がボート部への入部を決めた最大の功労者は、2年漕手の小岩くんです。

 僕は中高で吹奏楽部(楽器はトロンボーン)に所属しており、完全に文化部気質の人間でした。東工大にはオーケストラ部があり、元々オケが好きだった僕はここに少し興味を持っていました。しかし僕はすでに教職課程を履修することを決めており、オーケストラ部で行われる練習の大半に参加できないことが確定していたため、オーケストラ部への入部は断念せざるを得なくなりました。音楽の道が絶たれた僕は、心機一転運動部に入ろうと決めました。当時の僕は神奈川県にある学生寮に入寮していたので、そこの食堂で会った他の東工大生におすすめの運動部を紹介してもらおうと思いました。ここでヒットしたのが小岩くんです。「教職を取りたいんだけど運動部にも入りたいんだよね」と相談を持ちかけた僕に、小岩くんは「だったらボート部がいいよ!」と強く勧めてきました。今思えば、当時の彼はとんでもない詐欺師ですよね。言われるがままにボート部の試乗会に参加し、たった1回目の新歓で入部を決めました。他の運動部の新歓に参加するのが面倒だったからというのもそうですが、やはりボート部のアットホームな雰囲気に惹かれたのだと思います。

 

2.なぜ今もボート部で活動しているのか

 自分でこのテーマを作っておきながら、これはすごく答えにくいお題だなと感じています。というのも、一番大きな理由は、「僕がボート部に入部したから」だからです。そんなことは他のみんなも同じだと思うので、その他の理由を挙げてみます。今もここで活動している理由の一つは、ボート部員はみんな面白さをもっており、そんな人間たちを観察しているのが面白いからです。ボート部はかなり激しいスポーツであるからか、僕が当初思い浮かべていたようないわゆる「東工大生」はこの部にはいません。その代わり、非常に個性の立っている部員がたくさん揃っています。「お勉強」ができて異様なファシリテーション能力の高さを誇りつつ抜けているところの多い子や、爆音で放屁しておきながら「これは生理現象だから仕方ないんだ!」と主張してやまない奴、創○学会と幸福○科学のサラブレットなど、本当に粒の立っている部員がたくさん所属しています。そのおかげで、僕は毎日楽しく活動できています。

 二つ目は、非常につよいヨコとタテの繋がりを得ることができているからです。東工大は他大学と比べてクラスという枠組みが非常に軟弱で、どの団体にも所属せず普通に暮らしていたら、まず友人はできません。そんな環境の中、不思議な人たちが集まっているボート部に入った僕は、風変わりな友達や先輩と一緒に毎日を過ごすことができています。こんな貴重なつながりを自分から断つなんて、僕にはできませんね。

 

3.ボート部で成し遂げたいことは何か

 ボート部のマネージャーは、自分のやりたいことを自由にできる最高の役職だと思います。事実、2MGの川島くんの立案で、昨年の年末ごろに「スペシャリスト計画」が始動しました。その詳細については川島に説明してもらえればと思っていますが、とにかく、自分が新しい取り組みをしたいと思えば、基本的になんでもすることができます。それができるのは、僕たちのような平MGにも裁量権を与えてくれる主務や、こうした新しい活動を受け入れてくれる土壌がボート部にあるからです。

 僕は今年から、政策立案を行う学生団体に所属することにしました。MGであるにしてもボート部の一員である僕が兼部のような形で他の活動をすることの是非は傍に置いておくとして、他団体で経験し学んだことを、ボート部に何らかの形で還元していきたいと考えています。一見うまく動いているように見える東工大ボート部も、払えば埃が舞い上がります。僕はこの部活を卒業するまでに、少しでも掃き掃除を進めていきたいと考えています。それがどのような形で表に出てくるかは、2年後までのお楽しみにしておいてください。

 

 以上、非常に長い文章でしたが、お付き合いいただきありがとうございました。大半の東工大生は国語力が壊滅的に乏しいので、3000字を大きく超えたこの記事を読破できていないことと思います。この記事を最後まで読んでくれた東工大生へ。あなたは国語力がとても高い。今すぐに東工大を退学して東大に行け。

 来週は東工大ボート部の屁こき四天王に君臨する、安間光一くんが記事を書いてくれます。ぜひお楽しみに!

川本監督から頂いた差し入れ(どら焼き)を食べています。
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