みなさん、お久しぶりです!今大会で舵手付きフォア「OKAZAKI HIZASHI」のクルーチーフを務めました、2年漕手の諸橋です。今回は理工学系レガッタの振り返りをしていきたいと思います。
まずは予選から。
今大会は予選と決勝の間隔が3時間もなく、また予選の結果が決勝に影響しない形式でした。そのため、「怒られない程度に抜く」(言い換えると、出力よりもバランスを重視する)というプランで臨みました。やはり、予選で勝っても本番で負けてしまっては意味がありませんからね(笑)。去年の東日本新人では、僕たちが乗っていた燕Ⅱが1日目に東大Bに勝ったものの、2日目には敗れてしまい、表彰台を逃したという苦い経験があります。そのこともあり、今回は決勝に全力を残すことを最優先に考えました。ただし、決勝で絶対に勝つためにも、スタートを成功させて前を取りに行く感覚は掴んでおきたい。そこで、スタートからハイピッチ、コンスタント20本までは全力で行き、その後は疲労を残さない程度に、リラックスしながら丁寧に漕ぐことにしました。実際のレース当日は、29℃と少し暑さを感じるものの、風はほとんどなく、良いコンディションで臨むことができました。スタートでは、ほぼ並んでいた日本医科大学以外の艇を引き離し、予定通り前を取りに行く良い形で入ることができました。最初の6本も大きくバランスを崩すことなく、出力を効率良く艇に伝え、そのままハイピッチへ移行できました。ハイピッチのタイムも練習で出したベストタイムである1:31を記録するほど良い内容でした。予選については、それ以外あまり語ることがありません。気付いたら終わっていました(笑)。レース後に聞いたところ、僕たちは4位だったそうです。疲れない程度に漕いだこともあり、とても気持ちの良いレースでした。僕は気付くと頑張り過ぎてしまうタイプなので、頑張らないために他艇や距離表示、伴チャの人たちを眺めながら漕いでいました。
そして、いよいよ決勝です。
予選での自分たちの漕ぎは想像以上に良く、あとはその状態を維持したまま、練習通りの漕ぎをするだけでした。一方で、相手が予選をどの程度の力感で漕いでいたのか分からないという不安もありました。特に予選1位だった日本医科大学は、僕たちのこれまでのベストである3:33に迫る3:35を記録していました。もし彼らが余力を残していたのなら、とても手強い相手になるだろうと感じていました。しかし、レースが始まると、その不安は一瞬で吹き飛びました。スタートからのハイピッチで前に出て、コンスタントで少しずつ差を広げていきます。その時点で、僕は勝利を確信していました。もちろん、予選とは違い、プレッシャーも体力的な負荷も限界近くまでかかっていました。リードを守り切ってゴールすることは決して簡単ではありませんでした。それでも最後まで漕ぎ切り、なんとか1着でゴールすることができました。結果は逆風の影響もあり3:43。目標としていた3:30切りには届きませんでしたが、クルーチーフとして同期クルーを優勝に導けたことには大きな達成感を感じています。(僕は最初から、このクルーなら絶対に優勝できると信じていました!)
ここからは個人的な振り返りです。まずは祐良、桂、朝陽、智大。こんなポンコツクルーチーフについてきてくれて、本当にありがとう。慣れないクルーチーフだったこともあり、みんなにはたくさん迷惑をかけたと思います。練習後の後片付けの確認を忘れたり、周りの意見に流されて練習メニューを何度も変更したり、自分の不甲斐なさへの苛立ちをぶつけてしまったり……。嫌な思いをさせてしまったこともあったと思います。本当にごめん。それでも、僕はみんなの力を合わせれば絶対に優勝できると信じていました。ミーティングでは、一人ひとりが「どうすれば艇を速く進められるか」を真剣に考えていることが伝わってきました。その姿勢を見るたびに、自分ももっと頑張らなければならないと思わされました。今回、クルーチーフの大変さを身をもって知ることができました。自分なりに考えて決めた練習メニューが思うように消化できなかったり、クルーそれぞれの考えを理解しながらも、うまく間に入って状況を良くできなかったり。そうしたことに大きなストレスを感じる日々でした。最初は「クルーチーフってどんなものだろう」という軽い気持ちで立候補しましたが、ここまで多くのことを背負う役割だとは思っていませんでした。その分、これまで自分が乗ってきた艇のクルーチーフたちへの尊敬の気持ちはさらに大きくなりました。今回のOKAZAKI HIZASHIで得た学びを、次にクルーチーフを務める機会に必ず活かしたいと思います。そして今よりもっと頼りがいのある存在になれるよう頑張ります。






