東京科学大学 理工学系漕艇部員日記

東京科学大学理工学系漕艇部の漕手、コックス、マネージャー、トレーナー達による日常紹介

東京科学大学理工学系漕艇部での日々を皆様にお届けします

2025年11月

お久しぶりです。絶体絶命の3Q期末ラッシュを乗り切った田村公平です。

健康科学概論に続き健康科学演習の抽選にも落ち、宇宙地球科学Bの履修を早々に取り消したことで申告単位数が49単位になってしまうという、何のためにキャップ解放したのかわからない幸先の悪いスタートを切った3Qでしたが、テストは何とかなってくれました。微積第二が特にやばかったですね。間違えて化学熱力学に本腰を入れて勉強してしまったがために微積の勉強時間が前日しかなかったのですが、整体と新人戦打ち上げの予約が入っていたのを失念していたため、土手ラン→就寝→ひとりで5min*5→整体→寿司→勉強のハードスケジュールを強行する羽目になりました。当然試験範囲の半分を捨てて挑むことになり得単は諦めていたのですが、ありがたいことに命題の真偽を判定するだけの小問が30点分も出てくれたのでおそらく60点は超えたことでしょう。情理は微積第二か線形第二の単位を取らないとワンチャン留年するので留年に王手をかけるところでした。生まれ変わったら情理には行きません。

情理といえば、本当に新歓PV制作担当になってしまいました。一縷の希望を持って役員配置一覧を見たのですが、他の部門には必ず先輩がいるのに、PV作成だけ田村の名前のみ。どれもこれも物質理工学院生がPVを作るという前例を打ち破ってしまった雲田さんのせいです。しかもブログの提出を催促してきた恨みを晴らそうと、ことあるごとにPV作れと言ってきます。やられっぱなしは嫌なので独断で開いた新歓PVミーティングで制作補佐に任命しました。絶対に手伝ってもらいます。

と、雲田さんに悪態をついたところでPVは完成しないので、個人的な新歓の目標を発表します。私の個人的目標は以下2つ。

①情理所属を3人以上入れる

②ゆらみたいなやつを1人だけ入れる

①については現役の情理の層が薄すぎるからです。現役で情理に所属しているのは私、くも、たまさんの計3人で、他の学院に比べて寂しい状況にあります。このままではいつか催されるであろう情理旅行も一体これは何旅行なのでしょうか?と疑問を呈すことになってしまいます。それと情理1人だけだとその子が新歓PV担当になってしまいそうで可哀想だからです。雲田さんが作ったこの負の連鎖は残念ながら僕の代で途絶えることはないでしょう。だからせめてもの救いを授けるためにも3人は入れます。

②については特に理由はありません。ただ①よりも難易度は遥かに高いことと思います。ゆらより強すぎても弱すぎてもいけない、ちょうどいいゆらボーダーにいる人を見極める眼と間違っても2人は入れない見切る力がないと成し得ないだろうと思います。ただ、これを達成した暁には、新歓を通してかなりの対人経験値を獲得できると思うのでこちらも頑張っていきます。

以上が個人的新歓の目標です。ここまで書いてPVに関する目標がないことに気づきました。締切を守ることと立教さんよりちょっと低いくらいのレベルの新歓PVを作ることを目標とすることにします。部としての“男子9人女子6人マネ3人”の目標達成に少しでも貢献できるように頑張るので、素材集めとかには協力してください。よろしくお願いします。

追伸:このブログは締切を守って投稿されました。そのため、来月のブログ締切には厳しくいきます。覚悟してください。特に引退ブログ。

←新歓PV制作主任                                 制作補佐→
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こんにちは。令和8年卒になるはずだった元漕手の石羽です。有名な方の石破は首相引退しちゃいましたね。これで私のイメージにもこれ以上傷がつかずに済みそうです。お世話した記憶はないかもしれませんが、入部してから引退するまでの約3年半、多くの人にお世話になりました。長いようで短かったこの3年半を振り返ると多くの分岐点があったように思います。その度に様々な人に支えられながらこうして引退することができました。最近は何もなかった自宅の寝室を生活ができるように変えています。それに伴って長年手を付けていなかった家の中の様々な部分を直している最中です。ベッドを導入してからは快眠過ぎて驚いています。

 

 さて、引退ブログということでこの3年半を振り返っていこうと思ったのですが、3年半を書き連ねたところで読むのにも3年半かかりそうなので、これを読んでいる現役が読みながら引退してしまわないように短くしておきます。

 

 こうして引退した今、自分自身のボート部としての活動を評価するのであれば60点といったところでしょう。私がボート部として為したかった最大の目標は「引退」であり、この目標はなんとか達成されたといえます。しかし、その「引退」は無計画な私が入部した頃に思い描いていたような美しいものではありませんでした。この3年半、思うように事が運ばなかったのはもちろんのこと、自分自身が自分の思うように動けなかったと感じています。入部時の自分の選択を裏切らないため、自分の思い描いていた自分になるため、努力をしていたつもりでしたが甘すぎました。あのときあと1回でも多く全力を出し切れていれば、あのとき気づいていたことをみんなに共有していれば、少しでも長い時間ボートについて考えていれば、そんな後悔は数え切れません。しかし、なにより後悔しているのは仲間を疑ってしまったこと、そして自分自身を疑ってしまったことです。4年生になってから、序盤の大会や練習では以前は決して感じられなかった確かな手応えを感じており、順調とも思えた出だしでした。しかしそのような順調さは簡単には続かないもので、6月ごろから私は艇の挙動に違和感を覚え始めます。はじめはすぐに治るだろうと考えて軽く共有する程度でしたが、消えない違和感に私は焦りを感じました。それは1年前に覚えた違和感と全く同じものであり、インカレまで治ることなく続いたものでした。そして1年前と同じく私だけが感じていた挙動でした。このときの私は考えすぎていたのだと思います。深刻にとらえているのは自分だけだと気づいたとき、私は仲間を疑ってしまいました。研究室活動の忙しさが増していた上、大学院入試の対策にもほとんど手を付けていなかった私にとって、練習外の時間を有意義に使っていたり順調に事を進めていたりしていた選手が羨ましかったのかもしれません。自分が考えていたボート観はまわりと違っていたのかな、そう感じた時、私の中の最後のボート生活は意味を失いました。部活をしていた分研究ではすでに後れを取っているし、今からでは大学院入試の対策は間に合わない、ボートの意味を失ってしまった私はこれらのなにも得られない現実に絶望しました。そして、このまま何も成しえない自分の価値を疑ってしまいます。そんな私が引退にたどり着くことができた理由は、一度は疑ってしまった仲間の存在だったと思います。ほとんどなにも成しえなかった私が唯一得られたものこそ仲間と過ごした時間だったと気づいたのです。ネガティブな精神状態と過眠や食欲不振などの生活習慣の乱れから脱却するのには時間がかかりましたが、可能な限り与えられた使命を全うできるよう努力しました。こんなに大事な時期に本当に迷惑をかけたと思っています。現役部員やこれからボート部になる人たちには、私のようにはなってほしくないと思っています。自分にできることはすべてやり切った、そんな思いで引退を迎えてほしいと思います。そして、うれしい時もつらい時も仲間のことを思い出してください。この3年半はあなただけのものではありません。長い人生の中でこの3年半だけは仲間と作り上げた忘れられない時間になると思います。

 

 最後に、せっかくなので同期に一言ずつ書きたいと思います。

まずは主将の小岩。小岩には本当に迷惑をかけたと思います。主将としての仕事はもちろん、コアタイムから恋タイムまで忙しかった小岩は、僕だけでなく他の部員からもたくさんの相談を受けていたことでしょう。夜遅くまでテレビの前でビデオを見て漕ぎについて話し合ったことがなんどもありましたね。僕が精神的に参っていたときもうまく対応してくれて本当に感謝しています。

濱田はとにかく練習に前向きで、どんな練習でも文句ひとつ言わずにこなし、思いもよらないときに突然ベストタイムを更新するなど本当にすごいなと思っていました。エルゴタイムではどのメニューでも大きく差がついていましたが、こっそり目標にしていました。そんな練習姿勢とは打って変わって、練習外では起きているときに限らず寝ているときにすら面白い。長話の聞けない濱田はこの文までたどり着けていないかな?

安間は多方面での努力がすごくて、練習だけでなく食事や体のケアまでよく考えていて尊敬の眼差しで見ていました。でもお尻のケアだけは尊敬できません。引退した後にも後輩のために毎日のように練習を見ていて、僕の中では理想的なボート生活を送っているなと思っています。にゃんこ大戦争のリーダーシップを使い切る約束、浪人の1年じゃ果たせそうにないよ。

大石は、本人は気づいていないかもしれないけれど、僕が最後までやり切るきっかけになった人です。精神的に参っていた僕に何事もなかったように接してくれて、大切なものに気づかせてくれました。思えば、1年生の頃怪我をしていた時に当時の主将と険悪になってしまって僕が不満をこぼしていたけど、そのとき目の前にいたのも大石だったね。

西には度々強くものを言ってしまったときがあったと思います。同じ学系なのに授業もほとんど別で受けていたし、帰り道に一緒になったときもすぐにおいて行かれていた気がします。言葉が適切かは分からないけど、自分というものを持っていて信じるものに向かって突き進んでいたようにも見えます。引退してからはマダミス作家に転身してしまいましたね。

川島が選手になってからは、その貪欲な姿勢が僕の精神的な支柱になっていました。僕が精神的に参っていた時に、真っ先に声をかけてくれたのにそれを押し返すような態度をとってしまったのは申し訳ないと思っています。22Bはイベントを企画するのが苦手でほとんど一緒に出掛けることがなくて引退旅行の話もどこかにいってしまうかと思ったけど提案してくれたね。楽しみにしてます。

小室は学連にいることが多いし少しツンデレなところがあるけれど、誰よりも同期のことを大切にしてくれていると思います。マネージャーに転身するという話を聞いたときは素直に受け入れられなかったけれど、今では小室がマネージャーとして残ってくれて本当に良かったと思っています。

伊澤はみんなに言われすぎて聞き飽きてしまったかもしれないけど、しごできといえば伊澤というくらいにはなんでもできてすごいと思っています。パンフレットを作ってくれた時にも思いましたが、ボート部というものにこだわりをもっているのだなと感じました。田植え合宿は叶わなかったので引退旅行先で一緒に田植えしたいと思います。

水谷は僕のローイング観をつくりあげた人です。1年生の頃から彼とともに練習することが多く、漕ぎについてもよく話し合っていました。君が辞めてしまったときには戻ってきても前のようにはうまくやれないと思い突き放してしまったけど、あの頃よりは楽しくやれているかな?

大城はいつも目がキマっていて独特の掛け声で練習していましたね。君がいなくなってから長い時間が経ったね。ときどき、君が残り続けていた場合のボート部を想像することがあります。目撃情報があったみたいだけどちゃんと生存しているかな。

 

 これからはOBとして関わっていくことになりますが、現役のみんなには期待しているし応援しています。人手が足りないときはすぐに駆け付けるのでよろしくお願いします。必要なのはOB会費かもしれませんがそちらは社会人になるまで待ってください。このあたりで締めようと思います。3年半の間支えてくださった皆様、ありがとうございました。

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 最近、一人暮らしを始め、ついに都民に成り上がりました。また、新しく居酒屋のバイトを始めました。立ち飲み居酒屋なので非常に忙しいですが、時給いいのでとりあえず続けてます。あと、最近はほぼ毎日研究室に行くようになりました。ちょっとずつ研究を進める力がついて来たので割と楽しいです。簡単に言えばγ線のエネルギー見て解析する系の実験してます。あと徒歩で山手線一周しました。あと22歳になりました。
以上、近況報告でした。

 ではここからは、引退ブログなので後輩たちになにか参考にしてもらえるような内容を目指してブログを書かせていただきます。

 私にとって東京科学大学理工学系漕艇部(以下ボート部)は、今までの人生の中で最も私を成長させてくれた場所でした。最初はただ楽しい大学生活を送りたいだけの人間だった私に、何か一つに打ち込む姿をすぐ近くでサポートさせてもらったことで、言葉では言い表せないほどのたくさんのことを学び、最後までサポートすることができたと思います。最後まで近くで努力する姿を見せてくれた同期の皆、後輩たち、ありがとうございました。先輩方も色々と自分にわからないことを教えてくれてありがとうございました。

 私は、ボート部を選んだことには後悔はありません。しかし、色々と後悔の残るボート部生活でした。

 まず、漕手をやめたことです。マネージャーで学んだことも多かったし、おかげさまで学連の人たちにも出会えたことを考えればマネージャーになったこと自体は良かったのですが、問題はその理由です。簡単に言えば思ったよりきつかったのでやめました。最後の一年間の漕手たちは、同期も後輩たちもとても楽しそうでした。みんなで同じ方向を向いて、勝ちにこだわって突き進む。そんな経験をすぐ近くで見ていたとはいえ、実際に体験してる人たちがとても羨ましかったです。あのきつい時期を乗り越えていれば今、みんなと一緒にレースに出て、勝ったり負けたりしていたのかと思うと、続けてれば良かったなと思いました。とか言いつつも、正直自分じゃあのまま続けることができるほどのメンタルを持っていなかったので、最初の新人戦期間や冬練を乗り切ったみんなのことを尊敬しています。今冬練でしんどい思いをしている後輩たち、やる気が出ないから練習に上手く本気を出せない後輩たちには頑張って欲しいです。漕手を続けたまま引退した人で、漕手を続けたことを後悔をしている人は一人もいないと思います。自信を持って続けることを推奨します。

 そして、今年の部としての目標である「インカレA決勝」を達成できなかったことです。最後は勝って泣く同期の顔が見たかった。そんな顔を見ることは叶わず、学連から艇庫に戻ると例年と同じように最終日はみんな艇庫にいて、他の人のレースを見に行っていたようです。学連から戻り艇庫に帰ると、ごめんなという同期。一番悔しいのは自分たちのはずなのに、サポーター陣の思いまで背負って漕いでいてくれたことが伝わりました。こちらこそすみませんでした。
 今まで血の滲むような努力をたくさん見せてくれました。最後の2000TTを見ている時に小岩が「見てる間泣きそうだったんだけど僕だけ?」とか言っていましたが、実はあの時恥ずかしくて言えなかったですが、私も泣きそうだったのでこっそり誰もいないとこに逃げました。その結末がこのような結果で、心が抉られました。後輩たちにこんな思いはしてほしくないです。後輩マネージャーたち、新人戦でクルーマネージャーになった人とかcoxやった人たちは特にわかると思うけど、漕手たちは勝つために考え、努力し、様々な経験を積んでいます。自分の同期たちに少しでも勝って欲しいという思いがあるのなら、それは引退する時にはどうしても勝って欲しいという思いに変わります。なので、自分のように最後になって後悔しないためにも、サポートを頑張ってくれたらありがたいなというのが私の最後の望みです。
 来年は新人コーチとして部に関わることになると思うので、君らの助けになれるような新人を育てたいと思います。大岡山練はほとんど見ます。

 OBOGの皆様、今まで自分たちの活動を支援してくださり、ありがとうございました。おかげさまでいい経験とかけがえのない仲間たちを手にいれることができました。これからも現役の支援をよろしくお願いします。自分もOBとしてその一助になれたらと思います。

 同期仲は割といいのに一度も同期で遊びに行ったりしたことないでお馴染みの僕らですが、ついに引退旅行に行く計画を川島により発案されました。引退してから一度も川島の姿を見ていないので、彼が何をしているのか全くわかりません。とても楽しみです。

これからも現役のみんなは活動頑張ってください。陰ながらというよりあと1年弱は結構ガッツリ応援します。
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お久しぶりです。今年のインカレで引退した4年・元漕手の大石です。今回は引退ブログということで、おそらく私の書く最後のボート部ブログとなると思うのでこれまでの4年間を振り返りながら率直な気持ちを書きたいと思います。他の人の引退ブログがどんなものかはまだ知りませんが私の場合は爽快感や達成感といったものよりも後悔やつらかったこといったような後ろ向きな内容が主となると思います。

 

まずは、私のエルゴベストとその遍歴について紹介したいと思います。私のエルゴベストは658秒、このタイムは才能のある人であれば2回か32000ttを経験すれば達成できるタイムです。しかし私は3年になるまで7分切りを達成することができませんでした。1年生の冬前に78秒のエルゴスコアを記録してから2年近くの停滞期があったのです。なぜ停滞しているのかもわからず、他の伸びている人より自分が頑張っていないということもなかったと思います。この時、痛烈に才能というものの存在を実感しました。しかし、この3年間はボート競技の楽しみを最も感じていた3年間でもありました。私は毎年新入生にOX盾を乗り越えたらボートが楽しくなると伝えています。これは私の経験から来るもので、実際に最初の慣れの期間を過ぎたOX盾から3年の期間は5大学レガッタやインカレといった大きな大会で勝つという目的に対して仲間と一丸となって練習できる充実した、楽しい日々でした。しかし、4年になると否応なくラストイヤーであるということと自分のエルゴタイムが遅いという現実に向き合わなければなりませんでした。そのきっかけとなったのは五大学レガッタのクルー選考で後輩に負けて、対校エイトに乗れなかったことです。ここで、一度ボートに対するモチベーションが切れてしまいました。私にとって五大のエイトというのは一番ボート競技の楽しさを感じられる舞台であり、ラストイヤーにそこに乗れないということは正直、何のために練習しているのかわからなくなるほど落ち込みました。それでも、対校に乗れなかったとはいえフォアを組んで五大学レガッタに出漕するので後輩たちのモチベーションを下げるような行動は絶対にしてはいけないと気持ちを奮い立たせ練習を何とかこなしていきました。その結果五大学レガッタではいいレースができたので、それは本当によかったなと思いました。しかし、その後のインカレはそれまで以上にメンタルを保つことが難しい期間でした。対校エイトに乗れなかった私は五大と同じメンバーでインカレを目指すことになりました。対校に乗れなかった時点ですでにインカレは私の中で目標たりえませんでした。エイトでさえ成績を残すのが難しい状況でエイトに乗れない私たちがインカレで良い成績を残すことは現実的でないからです。五大はまだ勝つという目標をもって臨むことができたのですがインカレはもう無理でした。そこで私は後輩たちに何か一つでも残そうと練習中に声掛けを頑張ってみたりしてはいたものの、インカレのことを考えるだけで気分が憂鬱になったり院試も重なったせいか最後の2か月ほどは夜満足に睡眠をとることもできませんでした。この期間は人生の中で最もつらかったといっても過言ではありません。

私の経験から似たような境遇の人にいくつかアドバイスがあります。

1, エルゴタイムの停滞に悩んでいる人へ

正直に言うと、今でもどうすればエルゴタイムが伸びるのかということはわかりません。しかし、確実なことは周りと同じことをしていてもタイムは伸びないということです。別に周りの2倍練習しろと言っているわけではないですが、何か周りと違ったことをする必要があります。私が現役の時に実行できなかったけどこんなのはどうかなと思っていたのは1~2か月乗艇を一切せずにエルゴだけ漕ぎまくるということです。エルゴタイムを延ばすことだけに注力すればさすがにタイムが伸びるのではないかと計画していました。これはほんの一例ですが、いずれにせよ何か違ったことをしてみてください。

 

2, インカレで対校に乗れなかった4年生へ

うちのような大学で対校に乗れなかったということは、おそらく最後のインカレでいい成績を残すことはできないでしょう。それでも最後のインカレまで全力で走り切るんだとあなたが思えるならどうぞ全力で漕ぎきってください。しかし、私のように最後のインカレに絶望しているのなら、対校エイトのクルーコーチなどいかがでしょうか。おそらく部の中であなたが最も同期の漕ぎやローイングのスキルに精通しているでしょう。そうすることでもう一度最後のインカレに向けて頑張ろうという気持ちが湧いてくるのなら私はそれも4年生としての立派な在り方だと思います。

 

少し暗い話になってしまいましたが、これは私のボート競技人生の話であり、ボート部生活の話ではありません。ボート部生活に関しては、一般的な大学生とは大きくかけ離れた特殊な環境ではあったもののゲームをしたり、冗談を言い合ったりと毎日笑いの絶えない素晴らしい生活を送ることができたと思います。正直インカレの前は早く引退したいと思っていたのですが、いざ終わった後のインカレナイトでは試合に負けた悔しさとボート部生活が終わることへの寂しさで涙が出てしまいました。おそらく後にも先にもないほどの同じ時間を同じ年代の人と過ごしたこの4年間は私にとってかけがえのない時間でした。

 

最後になりますが、今まで私たちのボート部生活を支えてくださったOB・OGの皆様、本当にありがとうございました。これからはOBの一員として後輩たちを支えていけるよう努めていきたいと思います。

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新人コーチを務めさせていただきました、修士一年の吉野裕介です。

自分と廣瀬二人きりで14人の新人相手にコーチができるのか不安を抱えながらの始動でしたが、無事、誰一人欠けることなく?全日新を終えることができ嬉しく思います。

今年の一年は明るく元気で、何といっても癖の強い問題児が多く、コーチとしてもとても充実していました。新人はその年の新人コーチの代に似ると言われてきましたが、どうかこのまま仲良くやっていってほしいものです。

 

新人コーチとしてボートに関わっていく中で(特にバンチャをしている時)、よく現役の時を思い返していました。といっても楽しかった記憶よりもきつかった記憶の方が多いですが。引退する時はもうボートにはかかわりたくなかったので、正直新人コーチはボイコットしようと思っていました。まあ結局わけあってやることになりましたが。それでも今ではもっと長く続けたいと思えるくらい楽しい日々でした。エルゴは初めて引いた日からずっっと嫌いで仕方なかったですが、一年生と引くエルゴは楽しかったです。全員で出し切ろうとする姿勢や応援の気持ちが伝わってきて、誰かのために全力を出し切りたいと思えて、最後の2000TTは人生で初めて楽しいTTでした。君たちに教えるためにこの4年間があったのかなとも思えるほどに。

こんな気持ちで練習できていたら、僕ももっといい選手になれてもっとボートを好きになれていたのかなとかいうことも思い浮かびます。こんなこと言ったらまた馬鹿にされるだろうけど、君たちと同期でボートに打ち込みたかった。羨ましいと思うばかりです。同期を大事に、頑張ってください。応援しています。就職しても試合はできる限り来ます。今から楽しみです。

 

このブログは去年出せなかった自分の引退ブログも兼ねているとのことですが、もう書くこともないので一年生へのメッセージに移りたいと思います。

これまで応援してくださった皆さま、そして関わってくださった皆さまへ。この場をお借りして、感謝をお伝えします。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

堀へ

新人戦では整調として成長してクルーを引っ張ってくれましたね。しかし、乗艇技術が成長するほど自我の強さも整調していっている気がします。この先が心配です。しかし、堀はそのままのリーダー的ポジションとしてみんなをまとめていってください。とても似合っています。しかし、発言量が多すぎるのでもう少しコンパクトにするとよいでしょう。しかし、粗削りではありますが内容は的確です。この短い期間でよくそこまで吸収したと素直に感心していました。しかし、発言に毒が混ざっていることが多いです。完璧主義になりすぎず、思いやりを持ちましょう。しかし、体格も器用さもある堀はいい選手になれると確信しています。頑張ってね。しかし、整調になってから動きに硬さが見えます。7番に乗っていた時の方が好みです。冬練では後ろに乗ってみるとよいでしょう。

 

 

原へ

持ち前の明るさと徳島県産のなんちゃって関西弁で艇庫を元気にしてくれましたね。特に、クルーの雰囲気が落ち込みがちな冬練では、その性格はエルゴや技術よりも大事な武器になります。みんなを盛り上げて戸田で一番元気なクルーになってね。

今この文章を読んで「ホンマに!?」とにやけ面をしていることでしょう。これは冬練の話です。シーズンが始まったら元気だけの君はクルーから降ろされることでしょう。口いっぱいに飯をほおばりながらエルゴも技術も頑張ってください。漕ぎの器用さで言ったらなかなか目を見張るものがあります。来年が楽しみです。

追記:文字数少ないと言われたので追加です。原になぜ彼女ができないのか、たびたび不思議に思います。欠点といえばケツ毛が濃いのと痴女が好きなのとにおいフェチぐらいでしょうか。冬練でムキムキに鍛えて、来年の新入生をメロメロにしてほしいものです。エルゴよりも応援してるよ。

 

諸橋へ

原和田(David)と同じく一年初期メンとして新歓から活躍してくれました。ここまで人数が入るとは思わなかったので困りました。

新歓期から1000mTTとかを勝手にやっていたのを思い出します。そんな君もなんだか最近思い悩んでますね。初期の方が楽しそうにエルゴを引いているように思います。そんな諸橋に一言。

「どこに落ち込む要素があるんじゃボケ」

おっと言いすぎましたね。要するに、堀が言っていたように諸橋はネガティブなところが玉にキズですね。身長こそ控えめなものの、その才能に満ち溢れた骨格、ミケランジェロのようなエロスを感じる筋肉、関節の強さ、毛の濃さ、ドМ(一番重要)。どこをとっても清水光之介二号です。もっと気楽に、楽しんで練習をしてほしいです。引退して思うのは、苦しんで自分を追い込んで伸ばすエルゴには限界があったと思います。何より、練習を、エルゴを、楽しんでやっているときが一番成長できるときだったと感じます。幸い、諸橋にはゆら田村をはじめとした一緒にバカ出来る仲間がいます。もし練習がつらいと感じたら、一度肩の荷を下ろして彼らと一緒にキャッチチャブをしましょう。約束です。ゆら田村、後は頼みます。

そしてそんなすぐ家に帰るな。

 

 

田村へ

8分切りおめでとう。そしてありがとう。危うく田村ともう会えなくなるところでした。田村はいいキャラをしていますね。初期村は真面目そうな好青年に見えていましたが、ゆらと坊主になった頃から暗雲が立ち込んできました。キャッチチャブと一本釣りを見た日には将来が心配になりました。が、そんな田村が大好きです。

エルゴはメンタルも大事だと思います。僕は一年の頃から誰よりも遅くて、結果エルゴに自信を持てなくなっていました。いちいち自分に限界の壁を設けて、苦しんでの悪循環。諸橋のところでも書きましたが、何事も楽しんで自信をもってやる時に一番いい結果が出ると思います。受験と一緒。

なにかといじられがちだけど、それに振り回されないように。田村はその程度の選手ではないよ、俺の屍を超えてゆけ。頑張ってね。

 

 

黒木へ

黒木を入れたのは僕であると自認しています。どうでしょうか。

入部当初は筋トレにしか興味がなく、エルゴのメニューがきつくなったり、周数が増えるたびに文句を言っていた姿が懐かしいです。大会を経るごとにボートにはまっていっているのが分かります。今では立派なボートマンに成長しましたね。

黒木はこの新人戦の中で一番いい経験値を詰めたと思います。最近和田たちの中で口癖になっている「勝ち癖」というものはなかなか得られるものではありません。どうしても毎年全日新ではぼこぼこにされて、「悔しさ」は味わえても「勝利」は手にすることができないで冬練を迎えてしまいます。エイトやダブルも目標達成や打倒東大Bは成し遂げられましたが、全日本8位はその比ではないぐらいすごいことです。その一方、あれだけ練習して、あれだけすごい先輩と漕いでも届かなかったA決勝への壁も感じていると思います。だからこそ、来年も対校フォアで出たいと言っているのだと思います。

その悔しさと意識の高さは忘れないでほしいなとおもいます。それでも、黒木が一緒に乗りたいと思えるような選手に必ずみんな成長してくれるはずです。来年、対校エイトでA決勝の舞台に立っていることを楽しみにしています。

 

 

桑山へ

誰よりも新人練で記録を伸ばしましたね。最後の2000TTでは、自分と競いながら隣で引いている姿を見てとても嬉しく思いました。俺とか桑山はほかのみんなよりもスタートラインが低いから、どうしてもタイムで負けてしまって悔しい期間が長かったと思うし、これからもしばらくそんな日々になると思う。そんな中でも桑山はこの半年間へこたれることなく努力し続けて、それを結果で示してくれて、勝手に親近感がわいている身として誇らしかったです。ありがとう。

乗艇の方でも、ミーティングを聞いていると堀和田正木のうるさい組の中でもしっかり自分の意見を持って発言していてとてもよいですね。飯トレも大事ですが、病んだり睡眠削られたりするので22時以降までかからないようにしましょう。これは僕との約束です。守るように。どんな選手に成長するのか期待しています。

 

 

正木へ

持ち前の明るさと本場の関西弁で艇庫を元気にしてくれましたね。何かといじられがちだけど、一年生の雰囲気と仲の良さを底上げしてくれている存在だと思います。一年は口調の強いやつらが多いけど負けないでね。

そのコミュ力と末っ子属性から、通いマネージャーからも積極的に話しかけて来てくれると評判です。たびたび問題になる通いマネージャーの出席率ですが、やりがいだとか、責任感とか、そんなものについて議論するよりも、来たら話して、ご飯を一緒に食べて、一緒に遊ぶことが大事だと思います。正木にはそれができると思う。期待しています。

ボートの方では、よく先輩に質問している姿を見ました。人の意見を真摯に聞けて、ミーティングでも積極的に発言していて、臨む姿勢がとてもいいです。しかし、話の脱線には気を付けましょう。エルゴも着実に伸びていますね。廣瀬は正木のエルゴで号泣していました。僕は泣きません。乗艇の癖は若干健在ですね。それでも見違えるほどうまくなっているよ。冬練でいろいろ試して、来年の五大学レガッタで披露してください。楽しみにしています。

 

 

和田へ

怪我に悩まされつつも、記録を伸ばし続け、無事に全日新をやり切れて一安心です。巷で噂になっていた和田マネージャー化計画もなんとか未遂に終わりそうですね。自分でもわかっているだろうけど、和田は漕手として生き、漕手として死ぬべき人間です。田村と同じく漕手を辞めるならボート部を辞めさせに来ます。

和田のいいところは何事も勝ちに行くメンタルだと思っています。そしてその熱を周りに伝える熱伝導性の高さもよいですね。窓際金属系のホープから言わせてもらうと君は銀です。和田Ag翔です。みんなに書きすぎて疲れてきました。また、オッ盾後に誰よりも悔しがっていた姿が印象的です。この一か月半でエイトのタイムが30秒以上も更新できたのは、その気持ちを周りに伝染させて盛り上げてきた和田の貢献が大きいと思っています。冬練でも練習をこなすだけになってしまっている人がいたら、その熱で盛り上げていってください。応援しています。

 

 

ゆら

ゆらまみれのTシャツを貰いましたが、処遇に困っております。どうしよう。部屋着にもしづらいため、もしかしたら押し入れの中で一生を終えることになるかもしれません。でも絶対に捨てないから安心してね。

ゆらも田村と同じく当初と現在で全く印象が変わった一人です。扱いづらそうなやばいやつだという印象でしたが、実際のところただのやばいやつでした。クソガキ過ぎて最高におもろくて好きだよ。

そんなゆらもボートへ向き合った時の切り替えはクールですね。高校からの経験者ではあるけど、コックスへの向き合い方もこの新人期間で大きく変わってきたと思います。コールもアツくて良いです。普段のおふざけモードがあるからこそ、乗艇ではゆらのコールが響くということもあるのだと思います。知らんけど。

廣瀬をはじめとして、遊佐やかとみずなど、参考になる先輩が多いことはゆらにとって大きな財産になると思います。廣瀬はそこら辺苦労したと思います。1年だからと謙遜せず台頭して、(謙遜って知ってる?)来年の五大でエイトのコックスやってる姿を見たいです。

課金はほどほどに。

 

 

一里へ

どのクルーよりも早く起きているのに、眠い顔一切せず練習を頑張っていましたね。自分は朝弱い人間だったので尊敬しています。

全日本では結果だけ見れば悔しかったかもしれないけれど、何も恥じることはありません。未経験者二人とは思えない堂々とした良い漕ぎであったし、レースプランで目標として建てた920も切り、感無量です。これは他のみんなにも言えることだけど、一年のこの時期に2000m、全日本級のレースに出られたことは、想像しているよりも冬練に大きな影響を与えてくれると思います。

また、森田さんと漕げたこともよい経験になったと思います。体格が近いからこそ、りさりなと漕いでいた時の上体で無理にレンジをとる癖が全くなくなりましたね。ブログでも書いていたけど、体幹が非常に良いです。デッド周りの動きがとてもうまいので他の一年にも教えてあげてください。いちりには身長差を覆せる才があります。自信をもって、頑張ってください。

 

 

りなへ

最後の二か月くらいはけがに悩まされてしんどい日々だったと思うけど、無事全日新にりさと出ることができて嬉しかったです。そして全体的に今年の新人は体痛める人が多くて申し訳ないです。(これは新人コーチの責任なのかもしれないですね。もっとストレッチしろって言えばよかったのかな。)

この反省を生かして、是非りなが安間の後継ぎとしてフィジカル管理係としてやっていってほしいものです。エルゴの方も順調に伸びていって、やっといちりに並んだところでの怪我だったので悔しかったと思うけど、最後の2000TTでは予想を大きく上回る漕ぎを見せてくれて嬉しかったです。廣瀬は大泣きしていました。心で。

冬練一期では早速シングルに乗りますね。よく言っていたから覚えてるかもしれないけど、シングルはレートも漕ぎ方もアソビも本当に自由にできるから「工夫」を忘れずに練習していってほしいです。シングルだからこそ、こなすだけの練習にならないように毎回何かしらの工夫や狙いをもってやれば、見違えるほどうまくなると思います。水と友達になろう。なにより楽しんでね。

 

 

りさへ

東日新ではいきなりのシングル出場で怖かったりしんどかった部分もあったと思うけど、振り返ってみるとものすごくいい経験になったと思います。お疲れ様です。

現役時代を振り返って、シングルに乗れるようになってからはボートの理解度がぐんと上がったように感じます。(できるならば、日大や一橋のように全員シングルで冬練をしてほしいなとも思うくらい。)さらに、今シングルに乗れるのは石橋と太田とりさしかいないので、冬練では何かと頼られるかもしれません。頑張ってください。

全日新ではまずりなと漕ぎを合わせる部分からのスタートだったのに、練習を重ねるごとにタイムを伸ばしていって、自分たちでもメニューを変えていって、本番ではそれすら超えるような好タイムを出していて、とても努力家だなと感じました。来年はクォードで出せるといいなと思っています。新歓頑張ってね。

 

明宇へ

まず初めに、マネージャーとして馴染んできて頼もしく思います。どうしても通いと常駐の間には壁ができてしまうことが多いですが、一年たちと仲良くしていて嬉しいです。

そして次に、新人コーチとしてやり残したことが一つあります。それは君を漕手にできなかったことです。初対面から君は漕手になるべき人間だと感じました。新歓を4年間やってきた身からして、明宇は一年に二人ほどの逸材であることを自覚してください。今の主将のようすけも初めはマネージャーとして入ったけど、才能を見出され気づいたら漕手にさせられていました。少しでも興味があれば和田まで。後は頼みます。

 

柚季へ

マネージャー業と並行して、クルーマネージャーもお疲れさまでした。初めての試みだし、ボートのこともまだよくわからない中で、なかなかつらい役目だったと思うけど最後までやりきってくれていて、思ってる以上に多くの人から感謝されていると思います。OBさんたちの会議でも、柚季の活躍は話題になってました。

また、東日新の頃に毎朝チャリを立ち漕ぎで爆走している姿は僕も元気をもらっていました。もしまたクルーマネージャーやるなら、冬練になるとチャリの伴走は寒すぎるから、もし頼まれたら抗議するか防寒用具大量に買ってもらってください。

無理のない範囲でボート部頑張ってね。

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