東京科学大学 理工学系漕艇部員日記

東京科学大学理工学系漕艇部の漕手、コックス、マネージャー、トレーナー達による日常紹介

東京科学大学理工学系漕艇部での日々を皆様にお届けします

2024年04月

こんにちは。3年漕手の小岩です。

 

早いものでもう4月も終わりに近づき、明日は第67回五大学レガッタです。今回のブログではそのクルー紹介を書きます。

 

正直この手の記事はこれまで何回も書いてきているので、もうネタ切れ、というかお花見と全く変わってないんだから良くね?というのが本音ですが…まあ頑張って書いてみます。

とはいえこれまでのクルー紹介ブログと同じ感じになるのもなんなので、今回は目線を変えて、ボート以外の切り口からメンバーを紹介してみることにします。

 

では早速クルー紹介いってみましょう。

 

▷男子シングルスカル「Daichi group

・石橋くん(2年・応用化学系)

東工大の愛されキャラ石橋くん。掃除サボりの常習犯として有名です。

スポーツ万能という一面もあり、ほとんどの球技は経験があるとのこと。最近艇庫で流行っている卓球でも大活躍です。

 

そのメンタルとポテンシャルで最高のレースをしてくれることでしょう。目指せ優勝!!

 東工大「クルー紹介」写真(男子シングルスカル)

※追伸…去年の東日本新人のとき石橋くんが書いたクルー紹介のブログで、当時シングルで出漕していた筆者のことが書かれていなかった事件はいまだに忘れていません。

今回は逆の立場だけどちゃんと書いてあげましたよ。

 

 

▷対校エイト「燕II

 

・ストローク 吉野さん(4年・材料系)

東工大が誇るイケメン。女マネの間ではファンクラブがあるのだとか。またそのコミュ力で無双してしまうことから合コン出禁になったのだとか。いずれも真偽は定かではありません。

 

・7番 石羽くん(3年・電気電子系)

東工大が誇るイケメン②。ボート部の爽やかなお兄さんです。

後輩女マネには「大学で会うとアガる」などと評される。さすがですね。

にらめっこには弱いらしく、筆者とのにらめっこは8割以上筆者が勝利しています。

 

・6番 濱田くん(3年・応用化学系)

とにかく明るい濱田。和田アキ子と似てるらしい。

特徴が多すぎて逆に書くことが思い当たりません。

いつも人の話を聞いているのかわからないけどなぜか記憶力は半端ないので、部員の個人情報はだいたい彼が覚えています。

気体四天王のひとり。自由自在型。

 

・5番 小岩(3年・材料系)

この記事を書いています小岩です。

MBTI診断はISTP-T(巨匠)となりましたが納得いっていません。

ちなみに6番・濱田も巨匠らしいです。濱田と同じはさすがにあり得なくね?

 

・4番 洋輔くん(2年・応用化学系)

ボートも脱毛も頑張る期待の2年生。実は筆者より年上という説もあります。

6番・濱田と同様、応用化学系(応用家畜系)に所属してしまい大変そうですが、ボート部の頼りになる応化の先輩達の力を借りてなんとか頑張ってほしいところですね。

最近は気体四天王に加入しそうな勢いです。静音型。

 

・3番 西くん(3年・電気電子系)

東工大の歌姫でスキーの貴公子、「喋らなければイケメン」西くん。そういえば最近は艇庫で彼の歌声が聞こえる機会が少ない気がします。今は充電中で、そのうちまた歌声が復活するんじゃないかと危惧いや期待しています。

 

・2番 大石くん(4年・地球惑星科学系)

同期だったはずがいつの間にか4年生になってしまった大石くん。

早期卒業を目指し研究室配属までしているが、TOEFLに敗北した模様。

これで諦めずに僕らの学年のGPAエースとして頑張ってほしいですね。

 

・バウ 安間くん(3年・材料系)

東工大のリアクション芸人、安間くん。

誰も指摘してない新視点ですが、彼はリアクションが素晴らしいという一面があると思ってます。誰かが面白い話をした時、臭いにおいを嗅いだ時、彼の反応はピカイチです。光一なだけに。

 

・コックス 廣瀬さん(4年・応用化学系)

ポケットモンスター廣瀬さん。最近は新歓で大活躍中、廣瀬さん1人で新入生を3人入部させた(らしい)です。新歓での活躍と引き換えに体重が増えていないか気になるところですが、本人が55kgと主張しているので55kgなのでしょう。

 

対校エイトはお花見レガッタに引き続きこの9人で戦います。9人中7人が去年と同じメンバーなので、去年よりもずっと成長した姿を見せたいですね。

 東工大「クルー紹介」写真(男子エイト)

 

以上、2クルーで五大学の頂点に立ってきます。

 

シーズンに入って以来、風邪が流行ったり新歓で忙しかったり、思うように練習できないことが多く、正直上手くいっていたかといえば全然上手くいっていません。しかしそれで卑屈になってはいけないと思っています。ちょっと上手くいかなかったくらいで勝てなくなるような冬錬をしてきたわけじゃない。冬の間ずっと、その時できるベストを尽くしてきたつもりです。自信をもって胸を張って、レースに臨みたいと思います。

 

応援よろしくお願いします。

こんにちは。新3年漕手の小岩泰治です。

 

…自分もう3年生になっちゃったんですね。時の流れは速いものです。大学ボート部に入ったのがつい昨日のように思えるのに、気づけば2個下の後輩が入ってきてくれてるなんて、変な夢でも見てる気分です。

 

さて、新勧の季節ということで、(遅きに失した感が大いにありますが)、

以前から一回ブログに書きたいと思っていたことを書きます。

 

書きたかったことというのが、

「高校ボート部の経験者向けに、大学ボート部について話したい!」

 

(空白)

 

猫ミームの猫「は?」

 

説明します。

ボート競技って、高校から大学で続ける人がほとんどいない気がするんです。

ボート部がある高校は(珍しいとはいえ)それなりにあるはずなのに、そのボート部員の中で大学でもボートを続けるのが、高校時代に全国大会で活躍した猛者たちと、あとは僕のようなほんの一握りだけ。ほとんどの高校ボート部員は大学でボートを続けないですよね。

 

それはなぜだろうと考えたときに、やっぱり、大学ボート部って「怖い」「脳筋集団」「大学生活全部犠牲になりそう」といったマイナスのイメージがついているからだと思うんです。

僕も高校時代そう思っていました。高校ボート部ですら十分きついのに、大学ボート部になれば更に練習も増え、レースの距離も1000mから2000mに伸びて、きっと周りもゴリラみたいな人ばかりでそんな大学ボート部に入るなんてありえない、と高校同期と話していました。

 

まあ、完全否定はしません。が、少なくともそんなハードルが高い場所じゃないということを伝えたいですね。

 

というわけで今回は、高校でボートをやっていた身としての目線で、大学ボート部を紹介していきたいと思います。

あくまで、僕が東工大ボート部で体験した話になるので、他の大学のボート部では事情が違う、といったことも多々あると思います。ひとつの参考として読んでもらえると助かります。

 

書いてみると非常に長い文章になってしまったため、埼京線が遅延して新宿駅の手前で止まって手持ち無沙汰になっているとき以外は全部読むのはお勧めしません。適当に飛ばしてください。

 

 

はじめに僕の自己紹介から。

 

僕は東工大ボート部に入る前は、静岡県の浜松西高校でボート部に所属していました。

中学では科学部(実質帰宅部)だったこともあり、高校時代の練習についていくのはかなり大変でした。というか周りに散々迷惑を掛けました。元々太りやすい体格だったのもあり、最終的にはエルゴは平均くらいは回せたと思うのですが、大会ではあまり活躍できませんでした。高校同期が強くて僕以外みんな全国大会に出場する中、僕は県大会でいつも敗退していました。

参考までに、高校時代のエルゴタイムは、1000m3’18”2000m7’04”20min5242mでした。

とにかくパッとしない選手だったことだけ分かっていただければ幸いです。

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それで、はっきりいってボート競技が向いているかといえば全然向いていないことが高校時代に分かったわけですが、やっぱりボート部がくれたものはすごく偉大なものがあったんですね。ボートをやっている人はみんな良い人だし、高校の引退レースの感動はもう一生味わえないようなものでした。もう一回これくらい熱くなれるものがほしいとか思いながら大学に入学し、気づいたらなぜか大学ボート部に飛び込んでしまいました。「飛び込んだ」という表現がすごくぴったりというか、ほんとに何も考えてなかった、怖いところには目をつぶっていたという感じです。

 

というのが、僕が大学ボート部に入ったいきさつなのですが、ここから、僕が大学ボート部に入るにあたり心配していたこと、気になっていたことを思い出しながら書いていきたいと思います。ここからが本題です。前置き長かったですね。すみません。(ここから約2000字あります)

 

 

 

・合宿生活について

やっぱり最大の心配事はこれだと思います。高校ボート部は基本、実家から通うと思います(たしか一部の高校ボート部が寮生活していると聞いたことがあります。尊敬です。)ので、高校ボート部と比べて一番変わるのはここだと思います。

これに関して言えば、まず、「合宿生活」という言葉のイメージほどハードルの高いものじゃないと言いたいです。

東工大ボート部ではそもそも、「強制的に合宿させられる」というわけではなく、あくまで朝練がある日の前日に艇庫に泊まれるというだけです。練習がない日は自由に家に帰れるし、あと別に厳しい寮則があったりするわけでもありません。

 

・練習頻度について

11回です。おそらくほとんどの大学ボート部は週8~12回が相場だと思います。

数字だけ見れば、週6回だった高校時代から倍増していますが、実際それほど負担が増えたという感じはしません。週11回全部乗艇したりエルゴをやったりするわけではなく、東工大の場合は乗艇するのは週5日(火・水・木・土・日の朝と水・土の昼)で、それ以外は陸上でランをしたりウェイトトレーニングをしたりします。

 

・練習内容について

1回の練習で漕ぐ距離は東工大の場合十数km、これも僕の高校時代とあまり変わりません。もっとも高校は特に環境によって乗艇の頻度や距離は大きく変わるので人それぞれだとは思いますが、例えば高校の時と比べて練習量が二倍になるみたいなことはないと思います。

ちなみに大学は高校と比べて練習時間を確保しやすい傾向にあると思うので、他の大学では本格的にフランス式トレーニングを取り入れて20km以上漕いでいる大学があるとも聞きます。

 

・監督・コーチについて

これも大学によるとは思いますが、多くの大学では、練習は選手の自主性に任されている部分が多いと思います。東工大も例外ではなく、常に顧問の先生が練習を見て指導をしてくれた高校時代とは全然違います。自由に練習していきたいという人には向いていると思いますが、一方で、全てが自分の責任になる分、メンタル的につらい部分はあるかもしれません。ちなみに東工大の監督・ヘッドコーチは、毎月何回か練習を見に来てくださり、乗艇を見てアドバイスを下さったり、練習内容について相談に乗って下さったりします。

 

2000mレースについて

やっぱりレースの距離が2倍になるって怖いですよね(笑)。僕もこれが大学に入る前は一番不安でした。

結果的にはこれは、距離の感覚が2倍に対応するというか、慣れます。だいたい高校時代の1000mくらいの感覚で今は2000mを漕いでいます。去年の秋は新人戦でシングル2000TTレースをしましたが、想像していた地獄とは違って普通に楽しかったですね。

2000mのレースって、誤魔化しがきかないというか、船を上手く動かした人が勝つので、よりボート競技の魅力が詰まっているというかそんな気がします。(何を偉そうに言っているんだ)

 

・練習強度について

やっぱり大学ボート部は高校と違って、ゴリラみたいな人たちが毎日死にそうな量の練習をこなしているんだろうと僕は思っていました。まあ多分、違いますというと、頑張っている人に失礼かもしれません、言い方が微妙ですが、少なくとも僕は2年間生き延びました。

高校と比べれば、レースの距離も伸びるし、タイムも速くなります。その分練習もレベルが高くなっているのだとは思いますが、それでも実際に「高校より練習がきつくなった」という感じはありません。高校でも大学でもやることは変わらず、ただ自分のベストを尽くすだけです。高校のときと等しくきついものはきついですが、高校ボート部で3年間やり切れた方なら、大学ボート部でもやっていけると僕は思います。

 

・その他

これは心配事とは違いますが、僕が大学ボート部に入って驚いたことを書いておきます。

大学ボート部では艇庫で生活しているので、いつでも艇やエルゴは自由に使えます。ふとシングルスカルに乗りたくなった時に1人で艇を出して乗艇する、なんてこともできます。部活の時間しか艇に乗れなかった高校時代とは大きな違いでびっくりしました。自由で良いですよ。

 

 

以上、僕が気になっていたことを振り返りながら書いてみました。少しでも、大学でボートを続けるか迷っている人に参考になれば幸いです。

 

僕は大学ボート部に入って2年経ちますが、今でも何か素晴らしい結果を残せたかというと残せていません。どんなに頑張ったって、大学から始めた人にエルゴで負けることもあるし、それなら自分の高校3年間は何だったんだろう、なんて思ったりもします。

それでもやっぱり、ボート競技は最高のスポーツだと思います。艇がきれいに進んだ時の喜びとか、仲間とのつながりとか、最後のレースの感動とか、ボート競技でしか味わえないものがたくさんあると思います。

経験者だからと言って必ずしも活躍できるとは言えません。しかし、ボート競技の魅力を既に知っていること、ボート競技を大切に思えることは、間違いなく経験者の強みだと思っています。

 

このブログを読んで、もし少しでも、大学でボート続けてみたいかも、と思ってくれた人がいたら、ぜひ大学の試乗会に足を運んでみてください。現役部員は狂喜してくれると思います。

東工大の新入生も1000人中2,3人はボート経験者がいると見ているので、今でもまだ間に合うので試乗会に来てくれたらすごく嬉しいです。

 どうも。新歓に魂を燃やしている安間です。そろそろ燃え尽きそうですがまだまだこれからですね。とりあえず魂を3個くらいストックしておこうと思います。

 

 昨日4/10()にビンゴ大会がありました。ビンゴ大会はボート部のイベントの中で最も集客人数が多く、最も金がかかっているイベントです。そして僕はビンゴ大会のリーダーであり司会者でした。去年も同じ役割を担っていたのですが、本当に慣れないものですね。失敗できないという重圧、部員を統括することの難しさ、そして大人数の前で話す緊張感。実は中学2,3年生のときの文化祭でそれぞれクラス主催の演劇で主役をやったことがあるので、それなりに慣れていると思っていたのですが、思い上がりでしたね。問題なく終わってすごくほっとしています。ちなみに来年の司会は誰が適任なんでしょうか。たまには女マネにやってもらおうかな。

 ビンゴ大会といえば、洋輔と石橋はビンゴ大会で初めてボート部と関わったんでしたね。今年もそういう子がいっぱいいるといいなぁ。

 

 新歓をやって気づいたのですが、現役部員ってみんな本当に偶然でこの部活に入ってるんですよね。川島はいざ知らず、大石、小室、浜田、西、小岩、遊佐、洋輔、石橋、僕あたりはもう新歓のノウハウでどうにかなる入り方をしていません。たまたま来て、雰囲気に惹かれてノリで入る。頑張っていればいつかこんな偶然が巡ってくるということなんでしょうか。

 

 そしてもう一つ気づいたことがあります。それは僕に似た考え方の人が結構多いことです。まあ現在ボート部の新歓に参加している時点で僕と経緯は異なっているのですが、なんか新入生の考え方が手に取るようにわかることが多い気がします。彼らにはぜひボート部に入って欲しいものですね。

 ボート部は正直全員におすすめできる生き方ではないと思っていますが、それでも僕は練習前と練習中以外にボート部に入って後悔したことはありません。生まれ変わってもまたボート部に入るかと聞かれたらいいえと答えるかもしれませんが、この生き方は好きです。

 こういう考えがちゃんと新入生に伝わるように、もっと話術を磨かなければなりませんね。東工大生に厳しい話です。まったく。

 

 最後に、このボート部で生きた2年間の変化を見ようと思います。これを新入生に見せてボート部の素晴らしさを伝えよう👍

 

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こう見るとそこまで変わってないかも??

 

 

こんにちは。新4年漕手の大石です。あれ、新3年じゃないの?って思った方もいると思います。残念。僕は同期とは違ってとても優秀で、早期卒業を見据えて研究室に仮配属されているので新4年です。高橋さんと今の1個上の代は同期なのでもう敬語はいらないですかね。冗談はさておき今回はお花見レガッタの振り返りをしていきたいと思います。

 

今回のお花見レガッタは、長くもあり短くもあった冬練を終えた今年初の大会でした。準備期間は体調不良や合同練習等で乗艇を充分に行えず、1000mレースで重要な大会ではないとはいえ、普段よりも短期間で完成させる必要がありました。普段と異なるのはそれだけではありませんでした。五大学レガッタの前の試験的な出漕ということもあり、今まで行ってきた水中の動きや体格差、出力差を考慮した独自のリギングから、合同練習で教えてもらったリギングに変えて練習をしました。さらに、今回の大会は新歓において重要なビラ配りを行う期間が大会の前日にかけて3日間あり、部員の少なさからほとんどの漕手はすべての日程で参加し、疲労の残る中で大会に臨まなければなりませんでした。万全とは言えない準備期間でしたが、悪いことばかりではありませんでした。これまでと比べると今期間の練習での成長は毎回感じられるほど確実なものだったと思います。冬練では成果を強く感じられる瞬間はなかったけれど着実に成長していると思える期間でした。

 

レース当日の1日目の予選は東大_A、慶應大_B、仙台大_B、中央大と強豪クルーもいれば手の届くクルーもいて、お花見レガッタらしい並びでした。スタートが重要な1000mレースということもありハイピッチの本数を普段よりも10本多く設定したのですが、初めの6本で離され追いかける形になりました。今回はスタートの練習が不十分だったとはいえ、これは東工大の課題です。逆風と横風がランダムに吹く中、コンスタントでは大きく崩すことはなかったものの常に揺れているような感覚があり、出力を上げるときにもなかなか安定しませんでした。しかし、目標の一つとしていたレートの維持に関しては十分にできたと思います。その代わりに次のレースでは一枚で確実に押すことを目標としました。そしてラストスパートをかけるも前の艇には大きく離されており追い付かず4着という結果になりました。漕ぎの感覚に対して想像よりもタイムがでていたため決勝ではもっとタイムが出るはずと希望のあるレースでした。

 

そして2日目の決勝Bは東北大、立教大、慶應大_B、慶應大_Cとの対戦となりました。スタートは相変わらず数本で離されました。コンスタントは必死だったので正直あまり覚えていません。ただ、ラストではかなり疲れ切ってレートが上がらなかったような気がします。

 

全体を通して、今回はまずスタートに大きな課題があったと思います。これは今までも同じようにあった課題であり最近外部コーチよりアドバイスを頂いたため、五大学レガッタでは今よりも大きく成長した漕ぎができると思います。個人的には揺れのない快適な艇でこぎたいので微動だにしないバランスの艇を目指していきたいと思います。まあこんなところで振り返りを終わろうとします。




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お久しぶりですね。3年副務の伊澤です。

気がついたらボート部生活2年目を迎えていました。驚きだね。

ジャネーの法則的には、20代はまだまだ時間の流れを遅く感じる年頃みたいですが、僕はよっぽどお爺さんになったんですかね。最近やけに白髪が増えてきたので、それもあながち間違いではないのかもしれません。
 

最近、食堂で夕飯を食べていた時に、こんな会話を部員たちとしていました。それは、自分の家族に関する話です。端艇部公式HPにも書いてある通り、僕は栃木県出身です。県名の田舎くささから臭ってくる通り、僕の父方の祖父母は県南で稲作農家をしています。父は次男で家業を継いでいるわけではありませんが、田植えの季節になると伊澤家は家族総出で稲作農家に転身します。僕もGWになると、ほぼ毎年父の実家に行って田植えの手伝いをしています。何を隠そう、僕にとってGWは泥んこ遊びの1週間なのです。
 

こんな話をしたら、みんな一様に驚いていました。聞くと、みんな学校の授業でしか田植えをしたことがないばかりか、そもそも身内に農家すらいないというのです。これだから都会っ子は。
 

そんなわけで、ボート部には農民の子が僕しかいないらしいんですが、これって結構いいアイデンティティだなって最近感じています。みんながしたことのない経験を当たり前のように積んでいるって、なんだか特別感があってちょっといいですよね。そしてこうやって自分の家族や過去について思いを巡らすと、自分の今の性格や気質が形成されてきた経緯がわかる気がしてきました。不思議。
 

ちなみに今のボート部には、いろいろな人を家族にもつ部員が多くいます。父親が弁護士の奴と検察官の後輩がいるので、刑事訴訟の時にはぜひ二人でバトってほしいですね。実家が日本料理屋をやっている奴もいます。親子丼がうまい!!みなさん食べに行って!!
 

つまり、みんな違ってみんないいってことですね。金子みすず。
 

でも、この2年間をボート部員として過ごして、いまだに栃木出身のボート関係者にでくわしたことがありません。栃木県民よ、ボートを漕げ。
 

そもそもうちの大学に進学してくる栃木人が少ないのが原因の一つですね。栃木県の進学校といったら、宇○宮高校や栃○高校などがその筆頭格ですが、それでも年に一桁ずつ程度。東工大は一学年に1500名の同級生がいるわけですから、その中の栃木県人なんて塵みたいなもんですね。でも東工大OBに目を向けると、なかなか栃木県人も捨てたもんじゃないですよ。例えば野澤一郎さん。この方は栃木県の真岡市出身ですが、なんと現在端艇部の艇庫所在地を部に寄付してくれたのは野澤さんなのです。ちなみに東工大武道場に掲げられている書道の字も野澤さんが書いたものらしいです。そしてこの野澤さんは巴コーポレーションという会社を設立され、その初代社長を務められていました。そのお金で出身の真岡高校に奨学金の基金を設立し、今でもなお県内の学生向けに給付型奨学金を支給しています
(ちなみに僕も大学一年の時にいただきました。ありがとうございます。)
 

といったわけで、実は伊澤はボート部員としても個人としても偉大な栃木県人OBに支えられていたというオチです。ありがとう、栃木県。
 

何が言いたいのかわからなくなっていますが、つまりボート部は十人十色で面白い部活だ、ということです。今年の一年生も、いろんなバックグラウンドをもつ子たちが入部してくれるととても嬉しいですね。栃木県出身は大歓迎です。両腕をあげて号泣して喜びます。
 

1ヶ月後にいる新入ボート部員の面々が楽しみですね。

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          栃木県はゴリラの横顔です 

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