東京工業大学 端艇部員日記

東京工業大学端艇部の漕手、コックス、マネージャー、トレーナー達による日常紹介

東京工業大学端艇部での日々を皆様にお届けします

2023年05月

お久しぶりです。二年漕手の浜田です。
明日は理工系レガッタということで、今回東工大から出漕する全クルーを私の完全な主観で紹介させていただきます。
 
まずはシングルから
①三年吉野
全日本の4×では安定した漕ぎでチームを支えてきた彼ですが、全日本から今回の大会までの期間が短いことやリギングが全然合わないことが不安らしい。出漕する艇は今のところ未定。艇替えを検討中。ですがこの大会が終われば長めのオフが入るので、それをモチベに頑張ってほしいところ。
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②二年小岩
シングルでの大会出場は高校生以来ですが、他大学の選手とは比べ物にならない筋肉と経験値でいい順位を取ってくれると期待しています。目標は打倒谷内さん(医科歯科主将)。ただ大会本番になると全身の筋肉がお地蔵さんのようにガチガチになるので、彼を見かけたらぜひ緊張をほぐしてあげてください。
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③二年西
彼は最近歌手養成学校(笑)やカフェ(笑)でのアルバイトなどでボートに割ける時間には限界があるようですが、水上でのタイムはお花見の時よりも上がってきているようです。なのでその成長や持ち前の意外性を今回の大会でみんなに見せてくれることを期待しています。歌声を戸田中に響かせろ!
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次にダブル
S三年秋元 B四年高橋
ダブルは今大会の中で一番エントリー数が多く、対校として出漕してくる学校が多いため優勝するのが一番難しいんじゃないかと思われますが、全日本を経て覚醒した彼らなら一位をとってくれるはずです。不安要素は、整調の毛量が異常なのでそれによる空気抵抗や風の影響をもろに受けることくらいですかね。毛を整えろ!秋元!
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最後にフォア
S二年石羽 3二年浜田 2二年安間 B二年大石 C二年水谷
全員同期です。もともとこの五人は全日本に出る予定でしたが、漕手4人の平均体重が80キロオーバーによって艇が沈みすぎて進まない、という前代未聞な事件が起きてしまい棄権しました。代わりにこの大会に向けて早めに照準を合わせ、1000メートルの練習もたくさんやってきました。艇も他の所から借艇しいろいろな人の力も借りているので、結果で返していきたいところですね。個人的には最後のレート爆上げスパートが見所です。漕いでる側はめちゃしんどいですがその分見ごたえがあるのでお楽しみに。
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以上です。目標はもちろん全クルー優勝。この大会で全員いい結果を残してインカレまで火の玉になって駆け抜けます。
それでは明日戸田で会いましょう。

ブログ管理担当の伊澤です。
前回の記事が投稿されてから1週間以上が経過してしまいました。とりあえず現役部員(2~4年)の紹介記事はほとんど投稿してしまったので、今後掲載していくのは東工大ボート部の日常記事にしようかと思っています。
ちなみに、先週行われた全日本ローイング選手権大会の振り返り記事は小岩くんが書いてくれています。もう少ししたら投稿できると思うので、お楽しみに!
今回は今後みんなに書いてもらう日常投稿の水先案内人として、 僕がちょっと記事を書いてみようと思います。

このブログが開設されてから、もう3ヶ月が経とうとしています。 当初は「東京工業大学端艇部 端艇部員日記」とネット上で検索しても、ヒットするのは東京◯洋大学や筑◯大学といった大学のボート部ブログばかりという、非常に悲しい状態でした。しかし最近になって、このブログサイトもようやくまともに検索にヒットしてくれるようになりました。嬉しい限りですね。
ここで課題になることが一つ。それは、このブログの閲覧者が東工大ボート部関係者ばかりだということです。
ライブドアブログには、「読者登録」という非常に便利な機能があります。新しい記事が投稿されると、LINEにその通知が送られるという仕組み(らしい)です。残念なことに、今のところ読者登録をしてくれている人が一桁人数しかいません。そしてその多くが現役部員たちです。なんと悲しいことでしょう。
そこで、東工大ボート部ブログを読んでくれている皆さんにお願いです!色々な人(特に東工大ボート部でない人)にこのブログを見てもらいたいので、 あらゆる手段を講じてこのブログを多くの人に紹介してください。皆さんのお力添えによりアクセスカウンターがカンストすることを楽しみにしています。

日常投稿の先駆けになると言っておきながら、今までの記事は日常投稿というより現状報告になってしまいました。
それでは最後に、日常投稿をしようと思います。

 練習が続く漕手たちは、最近あんまり甘いおやつにありつけていないみたいです。
そんな中で今日の濱田くん⇩
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丸◯製麺でぶっかけうどん(大)を食べて艇庫に帰った直後、甘いものが食べたすぎてアイスぶっかけハニートーストを2枚焼き、ものの数分で平らげました。
僕も少し食べさせてもらいましたが、非常に甘くて不健康な味がしました(超絶うまい)。
東工大端艇部を応援してくださっている皆さん、どうぞ甘いものの支給をよろしくお願いいたします。

こんな感じで、しょうもない日常投稿も織り交ぜつつ、このブログを運営していきたいと考えています。
今後とも当ブログの更新をお楽しみに!
 

こんにちは。2年漕手の小岩です。

 今回は全日本クルー紹介ということで、5/18~21に行われる全日本選手権に出場する男子クォドルプルのクルーを紹介していきたいと思います。

 

 東工大からはクォドルプルの他に舵手付きフォアも出場予定でしたが、規格外に逞しすぎるクルーの体重が艇の設計を上回り艇が進まなくなるという予想外のトラブルに見舞われ、出場できなくなってしまいました。

 彼らは来週末の関東理工系レガッタに艇を変えて出場するので、今回出られなかった悔しさを晴らしてくれるレースに期待したいですね。

 

 クォドルプルの紹介に移ります。

 

 体重が重すぎて出場できなくなったフォアとは対照的に、こちらのクォドは平均体重が70kgを切るという超健全なクルーです。 

 体格も似ている4人で漕ぎやすく、ポテンシャルのあるクルーなんじゃないかと個人的に思っています。

 

 それではクルーを1人ずつ紹介していきましょう。

 

 

秋元先輩

 このクルーの整調を務めるのは、髭が目印、もっさんこと秋元先輩です。

 クルー決めでは自ら立候補して整調を志望。大艇の整調は初ですが、蓋を開けてみれば、どんな辛いときも崩れない安定した漕ぎを見せてくれました。

 レースの最後まで全く狂わないリズムは、後ろ三人にとってとても心強いですね。

 

 五大よりも更にひとまわりボリュームを増した髭と強面で他を圧倒する、クルーの顔となってくれるはずです。

 

 

高橋先輩

 クルーの平均体重に貢献している人①高橋先輩。平均体重を1人で3kgほど落としてくれたでしようか。(誉めてます)

 しかしながらその無限の体力と精神力で、体重のハンデを背負いながらIDTは部内トップタイを誇ります。間違いなく、五大学レガッタ優勝の鍵となった人物のうちひとりです。

 また持ち前のリーダーシップとコミュ力で、分裂しがちなこのクルーをよくまとめあげてくれました。

 

 冬の間唯一の最上級生として1人で東工大ボート部を支えてきた主将の、気迫の漕ぎに期待です。

 

 

小岩

 この記事を書いています小岩です。

 自分の紹介って何書けば良いのか分からないので、とりあえずこの大会への意気込みを書いておきます。

 五大合宿で初めて乗ったクォドがすごく楽しかったので、それ以来ずっと、クォドで大会に出てみたいと思っていました。今回それが叶ってとても嬉しかったし、すごく楽しみな大会です。この4人で漕ぐ機会はこれが最初で最後になると思うし、クォドで大会に出る機会も貴重なものだと思うので、ひと漕ぎひと漕ぎを大切に、楽しんで漕いでいきたいです。

 

 

吉野先輩

 クルーの平均体重に貢献している人②吉野先輩です。

 体重は軽量級ですが、無駄のない技巧派の漕ぎで、艇速への貢献は計り知れません。

お花見レガッタと五大学レガッタではその技術を買われて整調を務めました。

 そんな彼は今回は一転、バウとなり、後ろから船を支えてくれます。

 クォドのバウは、レース中のコマンドも舵取りも任されている難しいポジションですが、そこはさすがの技術者、全てを器用にこなしてくれます。前の三人が存分に漕げるのは、彼の技術あってのことでしょう。

 

 東工大の艇を支える縁の下の力持ち吉野先輩が、今回も艇をきれいに滑らせてくれるはずです。

 

 

 はい。以上4人で4日間、海の森を駆け抜けます。

 久しぶりのスカル、久しぶりの舵手無し艇ということで、上手く行かないことも多くありましたが、できる限りのことはしてきました。相手は強豪校や社会人など、手強いクルーばかりですが、攻めるつもりで漕ぎきります。

 個人的には海洋大に勝ちたいですね。彼らはスカルが上手いし、練習量も信じられない量をこなしてきた、本当に強いクルーだと思います。それでも、それに引け目を感じていては、今まで練習を頑張ってきた自分達が可哀想なので、こちらもベストを尽くしてきたんだと自信を持って戦いたいと思います。

 

4日間、応援よろしくお願いします!

 

 

 

PS.埼京線の中でこのブログを書いていたら乗り過ごして武蔵浦和まで行ってしまいました。

武蔵浦和駅って改札の中にいろんな店があって楽しいですね。今度は時間があるときにもう1回寄ってみたいです。

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こんにちは。ボート大好き2年舵手の水谷悠人です。現在ボート8年目、舵手5年目です。中高でもボート部で、中学では漕手、高校からは舵手をしているので5年目です。クルーの中で一人だけ前を向いて、舵取りとコマンド出しをしています。高校のOB曰く、舵手は連合艦隊司令長官、プロ野球の監督、オーケストラの指揮者が合わさったような役割だそうです。その境地に達することのできるように精進しています。 
建築学系との両立が大変で最近少々寝不足です。 
ここから本題です。 
 
①なぜボート部に入ったか 
ボートという競技が好きなことと、もう一つ入ろうか悩んでいたグライダー部が物凄くお金がかかることが分かったことが理由です。 
中学の頃は新歓でエルゴを引いている時に煽て上げられ、「あ、センスあるんかな」と意味の分からない勘違いをしてボート部に入りました。仲間に恵まれ、全国大会に出場したりもしたのですが、新型コロナで練習が思うようにできなかったり艇の整備に時間がかかって思うようにアップができなかったりして、メダルを獲りたいという目標を達成することができませんでした。また、引退試合でも天候に恵まれず、思うような漕ぎをすることができませんでした。 
引退してから大学ボート部には入らないと思っていたのですが、未練が残っていたのか入試直前あたりからまたボートを漕ぎたいという気持ちが沸き上がってきました。入部はせず試乗会で楽しみつくそうと思って試乗会に行き、そのまま入ってしまいました。 
また、新歓期はオケとグライダーとボートで悩んでいたのですが、オケはヴァイオリンは競争率が高そうだと思い早い段階で選択肢から外し、グライダーは最後まで悩みましたがかかる費用のわりに乗れる機会が少ないと思いやめました。 
 
②なぜ今もボート部を続けているのか 
ボート部に入るときに自分の中で決めたことが二つあります。一つは建築学系との両立ができなくなったら建築を優先すること、もう一つはやるからには本気でインカレ優勝を目指そう、ということです。これだけは曲げないように頑張っているところです。2年で系所属してからかなりしんどくはありますが、まだ人の形を保てているからどうにか続けられています。本当に人の形を保てているかは疑問の余地はありますが。 
ボート部の仲間も建築学系の仲間も理解があり優しく、様々な配慮をしてくれているので今のところは頑張れています。 
 
③ボート部で成し遂げたいことは何か 
インカレ優勝です。やはりやるからにはトップを目指したいです。 
また、全員の漕ぎが完全に合ったとき、飛ぶような感覚のストロークになります。正直他のどんなことよりもそのストロークが気持ちいいと思っています。東工大のボート部でも味わいたいので、そんなストロークが安定してできるようなクルー、チームにしていきたいです。 
 
後半に行くにつれて疲れて短くなってしまった… 
ここまで読んでくれた人がもしいたらありがとうございます。これ以上身体を壊さないように気を付けつつ頑張ります。 
 
次は我ら2年生が誇る天才女子マネージャー、小泉です。お楽しみに!

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OBさんから頂いたTropicanaを飲む水谷

3年舵手の廣瀬です。

 

五大学レガッタ男子エイトにて、東工大(II)が優勝しました。

↓レースの様子&COX音声記録

第66回五大学レガッタ 男子エイト決勝 COX音声記録付

 

 

受け止めきれないほどの歓声と祝福を受けたあの日から、早くも2週間が経とうとしています。五大が終わったらすぐに振り返り記事を書くつもりだったのですが、激重実験レポートでGW丸ごと潰されてしまったので後回しになってしまいました。

 

練習期間と当日のレースのどちらも、反省点も次に活かせる点も多かったので、五大前日までの練習の振り返り(前編)と、五大当日のレース振り返り(後編)に分けてそれぞれ簡単に書き残そうと思います。

 

 

 

3月中旬のお花見レガッタは、大会前に厳しい練習をこなしすぎて体調を大きく崩す人や、重めの怪我を引き起こしてしまい、悔しくも棄権となりました。

その次の乗艇から五大クルーが結成されたのですが、4月に入ると春休みも終わり、新歓も本格化しだして毎朝練習前から心身ともにへろへろでした。

 

特に、お花見レガッタの同じ轍を踏まないよう、新歓で限られた時間・体力と、シーズン最初の2000mレースへの準備のバランスが非常に難しいところでした。

筑波にも海洋にも、水上での技術で負けているとは思いませんでしたが、体力やコンディションの面では、万全の状態で五大当日を迎えることが出来ないであろうことは明らかでした。

 

そこで、他の大会と全く同じ準備をしたところで勝つ根拠が用意できないと思い、普段の練習に加え、僕の理想の脚蹴りのイメージをしっかり共有してひたすらその練習をしたり、レートコントロール(r3436らへん)の精密さを追求しました。練習に割ける体力が少ない中でのレースにおいては、ひたすら戦術性を磨くことが1つの武器になると考えたのです。(それを操る僕のプレッシャーはより高くなっていきました。)

 

上の動画を見れば分かる通り、少し多用しすぎですが、脚蹴りなどの1つ1つのコマンドに対する応答が非常に良く、特に1200m地点でのミドルスパートはまさに練習してきた成果がフルに発揮された瞬間だったでしょう。

 

後編で書く予定だった内容に触れてしまったので、準備期間の話に戻ります。

 

 

 

大会10日前、何気なく五大当日の天気予報や風向を調べると、南風14m/sとのこと。

 

......台風来んの?

 

雨こそ降らなそうなものの、まさかの横っ風の超強風。僕がこれまで出漕した大会はもれなく黒々とした空に吹き荒れる逆風だったので慣れっこではあるのですが、それも不安材料でした。

そもそも今回の五大クルーが横風に異様に弱いのに加え、僕の経験則ですが、新しい艇ほど横風の影響を受けやすいため、条件としては少し不利に感じていました。実際、レース動画を見返すと、他艇に比べても風の煽りを受けてしまっています。

 

五大の次の日に行われていた東商戦の水上コンディションが完璧すぎてまじで羨ましかった。

 

ただ、たまたま風向・風力が当日に似ている日があって、普段なら強風により乗艇しないところで艇を出して練習することを決行したことについては、とても効果的な判断ができたと思います。

 

 

僕個人としてはこのような練習・準備を経て本番に臨みました。

レース中に思っていたことなどは後編に少し細かく書きます。

 

追記

地球にいるときに天気予報をチェックする際は、windyというアプリがめっちゃおすすめです。

 

以上

廣瀬巧実

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 レース前夜、決起会にて

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