こんにちは。2年漕手の小岩泰治です。東工ボート部の女帝、蟹田先輩から、ボート部の良心と紹介していただきました。嬉しい限りでございます。蟹田先輩といえば提出物締め切りに厳しい(しっかり者で頼りになる)ことで有名ですが、僕はこの原稿を締め切り1時間前に書いています。心よりお詫び申し上げます。

 

 気付けば大学生活も2年目に入ってしまいました。なんだかんだノリと勢いでボート部に飛び込んでからもう1年かと思うと、感慨深いものがあります。

 とりあえず今年は授業は真面目に受けようと決めたので、今のところ4日間一回も遅刻せずに頑張っています。快挙です。

 

本題に入ります。これまでブログを書いてきた方々と同じように、僕も、

①なぜボート部に入ったか

②なぜ今もボートを続けているか

③ボート部で成し遂げたいことは何か

と、お題を提示されているので、それについて語っていきたいと思います。

 

 

①なぜボート部に入ったか

 「高校でできなかったことをしたい」ということです。

僕は高校時代もボート部でした。高校ボート部では、自分が強くなることに精一杯になってしまい、その他にボート部員としてすべきだった色々なことができないままでした。もっと仲間のことを考えるべきだった、もっと後輩にしっかり教えてあげるべきだった、と引退してから何度も後悔しました。

 そういった高校時代にできなかったことを、大学ボート部でやりたい、高校時代に周囲の人から受けた恩を誰かに恩送りしたい、と考えたことが、大学ボート部に入った理由です。

 

 

②なぜ今もボートを続けているか

 僕が今もボートを続けている理由は、2つあると思います。

 まず、今までお世話になった人たちに、ボートを頑張ることで恩返ししたいことです。両親や、高校時代の恩師や仲間、東工大ボート部の先輩方と、今までお世話になったたくさんの人たちのことを思い浮かべるたび、今ここでボートを辞めるわけにはいかないな、と思います。

 もう1つの理由が、ボートを続けているとたくさんの素晴らしい出会いがあるからです。ボート競技は、厳しい競技である分、それに日々取り組んでいる人たちは素晴らしい人ばかりです。他の大学のボート部の人たちは、ライバルであると同時に最高の仲間だと思っているし、そんな人たちとたくさん繋がれるのが僕は本当に嬉しいです。最近では、五大学のみなさんと交流させていただいたり、高校時代にボートを通じて知り合った友達がご飯に誘ってくれたりと、本当に幸せだなと思っています。

 

 

③ボート部で成し遂げたいことは何か

 先程書いた通り、僕はお世話になった人たちに恩返ししたいと思ってボートを続けているので、ボート部で成し遂げたいことといえば、とにかく4年間全力で駆け抜けて、お世話になった人たちに良い報告をすることです。

 

 

④ボート部に入るか迷っている新入生へ

 新勧の時期なので、その関連で最近思っていることを最後に書きたいと思います。

 僕は高校ボート部出身なので、高校でボートをやっていた人、そして今現役で高校でボートをやっている人に向けてひとこと書かせていただきます。全国の高校ボート部員に届いてくれ。

 

ボート経験者の中で、大学でもボートを続ける人は、ボート推薦で大学に入学する人を除けば、ごく一部だと思います。僕自身、高校時代は、大学に入ってボートを続けるとは全く思っていませんでした。

 大学ボート部は、毎日2回ずつ何十キロも乗艇して、エルゴもバンバン漕いで、死にそうになりながら毎日を送る世界と、高校時代の僕は思っていて、自分が入れる世界じゃないと思っていました。もし同じように思っていて、大学ボート部を敬遠している人がいたら、そんなことはないよ、とだけ言わせてください。

 

 大学ボート部に入って一年間経って思うのは、高校時代と比べて、やることは変わらないということです。大学だからといって高校時代よりも追い込まれることはないし、高校時代と同じようにただ全力を尽くすだけです。高校時代と違うことはたくさんありますが、高校時代よりも辛いと思ったことは一度もありません。むしろ、良い意味で常にボートと向き合える良い環境になったと思っています。

 

高校ボート部で頑張った人なら、大学ボート部は決して異世界ではないと思います。ぜひ、大学ボート部の世界に入ってみてほしいなと思います。

これを読んでる高校ボート部の人と、来年や再来年のインカレで会えたら、僕としては本当に嬉しいです。

 

 

深夜のテンションでたくさん語ってしまいました。本文を全部読んでくれた人はまず居ないと思いますが、ここまでスクロールしてくれただけでも感謝です。次回のブログ担当は、1週間のオフを返上して練習した過去を持つ超ストイックな男、石羽です。そんな彼はどのようなことを語ってくれるのでしょうか。お楽しみに。
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