ただ勝利のために
こんにちは。3年漕手の安間光一です。
この度、僕たちの代が最高学年となり、僕は副将という立場になりました。(副将は3人もいるのでそこまで偉くないです)また、部における役割として、コンディション係というものに就任しました。新体制初めてのブログということで、今年度の決意表明を書かせていただきます。
その前に、さらっと2024年度の振り返りをしていきます。まず、2024年度初め、僕たちは目標としてエイトでインカレA決勝を掲げました。初めは本気で目指していましたし、本気で行けると思っていました。しかし、怪我や病気などにより練習ができなくなったり、伸び悩んで士気が下がったりして、いつの間にかその目標はお飾りへと成り果てました。あの時、去年とは違う年にできると誰もが信じていたのに、実際は何も変われませんでした。
ではその原因は何だったのか。沢山ありますが、一つ上げられるのはやはり怪我と病気ではないでしょうか。僕は、12月はじめに左太ももを痛めました。12月中旬に胃腸炎になりました。そして年末年始はインフルエンザにかかりました。5月はじめ、ぎっくり背中になりました。5月下旬くらいに右手首を怪我しました。7月中旬に1週間長引く熱を出しました。ここまで多くは無かったにしろ、他の部員もかなり怪我と病気に苦しめられていました。こんな調子では強くなれる訳がありません。
勝つためにどんな練習をするか。どう取り組むか。それは全部元気であることを前提とした投げかけです。ですので、勝ちたいのなら、まずは体調を万全にするところからだと思います。本年度、僕がコンディションを管理する立場になったので、もう去年のようにはしない、させないように努力しようと思います。
さて、インカレが終わってから、様々な大学の、僕たちの1つ上の先輩たちが引退ブログを書かれていました。僕もいくつか拝見したのですが、皆さんがどれだけ勝つために努力していたか、どれだけ勝ちたかったか、その熱量にとても驚きました。
僕も練習には全力を注いだし、その練習中にやれることはやっていたと思っています。日常生活でも、食事やストレッチはちゃんとやったし、睡眠もとっていました。
でも、冬練が始まって1ヶ月くらいから、勝ちたいという欲望がありませんでした。勝つためにどうすればいいか、そんなことを日常で考えたことなどありませんでした。シーズン中には監督をはじめOBさんたちからも指摘されていましたが、どうしても勝ちたいという気持ちが湧かなかったのです。自分でも分かっていました。でも、どうしても勝てる気がしなくて、何度考えても負けるビジョンしか浮かばなくて、どうすることもできませんでした。
「強くなりたい」とは思っていたのですが、「勝ちたい」とは思っていませんでした。
でも今は、勝ちたいです。このまま終わりたくないです。今年度こそはエイトでインカレA決勝に行きたいです。だからブログを書かれていた先輩たちみたいに、僕も精一杯努力します。
できるできないではない…..。
やってみせよう、この命に代えても。
この台詞は、あるゲームのキャラクターが、自分より格上だと分かっている相手を打倒しなければならない状況で放ったものです。今の僕の気持ちをよく表していると思います。この心を忘れず、目標を実現してみせます。
安間光一